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夏休み-10 [シトワイヤン-18]

お昼頃から、夏休みを利用して遊びに来ている教育学部の学生さんが部屋に来始め、昼食は学生さん達が作ってくれたカレーをみんなで美味しく頂きました。
午前中は子どもだけの時間と決められていて、今日は由里ちゃんのお母さんが見守ってくれるだけでしたが、午後からは、学生さんと算数を通して交流します。
僕らは午前中の続きをしながら、学生さんと。

「万里ちゃん、作品の質が上がったね。」
「はい、どこに気を付ければ良いか分かって来たと思います。
独りよがりな問題がなくなり、解く人をイメージ出来る様になりました。」
「ねえ、学年別、単元別、レベル別で整理してるデータベースだけど、そろそろ一般公開の話を進めても良いかな。」
「そうですね、公開するのなら修正したい子がいるかも知れません、配慮をお願いします。
後は、本間市長と教頭先生の了解が得られたら大丈夫だと思います。
本間市長には何かお考えが有るかも知れませんので。」
「そうか、鹿丘小学校の算数教育全般を表に出してと考えておられるかもな。
もう少し整理して、修正の事を検討してから、市長さんとコンタクトを取る事にするよ、ねえ、市長さんは怖い人?」
「私達には優しいけど、いい加減な人には厳しいと、姉が話していました。」
「凄い人だからな、気を付けるよ。
この、算数問題作りはずっと続けて行くの?」
「作る事に意味が有りますからね、五年生がまとめ役になり、四年生の有志が加わって続いて行きます。」
「あっ、これって全員が作ってる訳じゃあなかったね。」
「ええ、こういう事の苦手な子に押し付ける気は有りません。」
「誰にとっても良い学習になると思うのだけど。」
「いえいえ、苦手な子に押し付けたら学習が嫌いになってしまいます。
通常でも、能力を考慮してバランスの取れた学習を目指しています。
算数を得意科目に出来なくても、嫌いな科目にしないことが重要なのです。」
「そ、そうですね、気を付けます。」

相手が大学生でも大人でも、気が付くと万里ちゃんが色々教えているのは良く有る事、隣で聴いていても万里ちゃんの話は説得力が有り、ためになると感じます。
途中から僕は別の学生さんに呼ばれて質問を受けました。

「正一君の夏休みはどうだったの、忙しかった?」
「そうですね、お祭りや市民祭の行事が有って、程よく暇なく過ごせました。」
「学習も程よくだったの?」
「はい、万里ちゃんと決めた宿題は、自信を持って万里ちゃんに見せられます。」
「万里ちゃんがみんなの宿題を?」
「いえ、五年生の僕らの班だけ、予習のポイントを教えて貰いながらです。
分かり易い参考資料も貰っています。」
「特別扱いなのね。」
「はい、予習のレベルが他の子とは違いますし、リーダーとしての学習も含まれていますので。」
「五年生にとって難しくない?」
「少し難しいくらいが、自分の力を伸ばすには調度良いです、簡単すぎるゲームが面白くないのと同じです。」
「そうか、そうやって力を伸ばし万里ちゃん達と交代して行くのね。」
「はい、万里ちゃん達と同じ事は出来ませんが、自分達なりに。
夏休み中から仲良くなれた転校予定の人と一緒に、また違った鹿丘小になって行くと思います。
「おお、頼もしいわ。」

真紀ちゃん達と過ごした夏休みは、自分にとって良い経験になったと思います。
もう直ぐ始まる新学期、僕らは転校生を迎えてどう変わって行くのか分かりません。
でも、鹿丘小学校が日本一で有り続ける為に頑張ろうと思っています。
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