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政権-05 [シトワイヤン-14]

新しい内閣は前政権の形を踏襲する形でスタート。
大臣に兼務はなく其々専門家があたる。
当たり前のことだが順番待ちで就任する様な名前だけの大臣ではない。
党の国会議員達はそれぞれのスタッフと共に各省庁へ割り振られ直ぐに動き始めた。
大臣の指示という形で各省庁の実情を確認、無理や無駄が無いか調べ組織改革の検討に入る。
市民政党若葉に賛同する協力的な官僚がいれば、既得権益を奪われるのではないかと怪しげな行動を取る者もいる、だが、すべては内閣総理大臣の指示によるもので有り、逆らうことは職務上出来ない。
悪事を暴く事が目的ではなく組織改革を目指しての事だが、公表すべきと感じられた事は積極的に公開された。
これと並行して官僚の天下り先も、そのメリット、デメリットの検証とともに官民の癒着が起きないのか確認作業を進める。
今まで第三者の目に触れることの少なかった、巨大組織は時間を掛けて無駄を減らし無理を無くして行く。
小さなことと思われるかも知れないが、例えば国会答弁の原稿、官僚が徹夜して作成するシステムからの脱却を目指し、大臣のスタッフが作成に関わる方向に。
もっとも今までの大臣とは違いその分野のプロ、副大臣以下のスタッフが支えれば官僚の作る原稿そのものが不要になるかも知れない。

さて、組織の見直しは法の見直しでも有る。
法の中にはその時々の事情によって、増改築を繰り返している内に迷路になってしまった建物のようなものも存在する。
必要性が減っているにも関わらず、法に則って無駄な作業をしていないかのチェックが進む。
党のシステムで党員の意見を聞き議員たちがまとめ、大臣が判断、最終判断は総理大臣となるが、そこはほとんど形だけで法案の審議へ進む。
国に係わる国家公務員組織改革は国民に好意的に受け止められた。
様々なトラブルが起きたのだが、隠す必要のない事ばかりだったのだ。

前政権から引き継ぐ形になった事業は基本的に継続、政権交代によって不利益を被る人を出したくないという思惑が有ったが、必要だと思える事業が多いので積極的に推進。
国は多額の借金を抱えているのだから、それを減らすべきとの意見も有る、だが多額の借金が有っても返済計画が健全なら問題ない、政権交代して緊縮財政にしたら、たちどころに財政破綻する、というのが党の判断だった。
予算全般を見直し改革を進めながら、借金は減らす方向だが無理はしない。
この方針を前に、野党第一党に転落した党は何も言えず、絶滅危惧種に指定されそうな泡沫野党の存在感は失われつつ有る。
各種法案は与党で有る市民政党若葉が過半数の議席を確保していない参議院でも順調に可決されて行く。
政府に対する圧倒的な支持率の前に野党は何も出来なくなっていたのだ。

自分達は、そんな政府関連の動きとは別に…。
話を政権交代が決まった頃に戻す。
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