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拡大-06 [シトワイヤン-13]

「本間さん、いずれ市民政党からも恥ずかしい議員が出て来るのでしょうか?」
「愛華さん、出て来ておかしくないと思うよ、人間だから。
経理面を党で管理していても、私利私欲に走る人は裏をかく、ばれないだろうと思ってね。
失言や不倫も党の力でどうなるものでもないだろう。」
「人数が多いですからね、問題発生時のマニュアルでイメージダウンを最小限に留めるくらいしか手は無いかも知れません。」
「私は、市長に立候補する時、不倫のリスクを教えられた、市長としての心得は定期的に確認して修正点がないか考えているよ。
失言は緊張感の無さか頭の悪さだからな。」
「大臣の失言が話題になりますが、良く調べてみると話した内容全体を見れば何の問題も無いのに、一部を切り取って報道するマスコミに悪意を感じる事が有ります。」
「あるね、うちがターゲットにされたら、党のシステムを使って少なくとも党員には理解して貰いたいものだ。
しかし、失言一つで、本当に必要な橋の建設が遅れるとか有ってはならない、私も言葉は慎重に選んでいる、政治家は言葉が全てだろ。」
「えっ、お金が全てでは無いのですか?」
「はは、昔はそうだったのかも知れないが、少なくとも市民政党は違うだろ、収支チェックも党本部でやってくれてる、統一地方選挙の結果、議員が一気に増えたが、システム的には大丈夫なのか?」
「ええ、各議員サイドが入力したデータを定期的にコンピューターがチェックしています、うちわ、カレンダーと言ったワードが発見された場合はピックアップされますし、ガソリン代が異常に多いといった過去に問題視された項目も自動で確認していますが、人間の目でも確認し、AIの精度を上げています。
定期的にデータを公開して、一般党員にも見て頂いてますからね。
問題が生じるとしたら、入力されない収支が存在するかどうか、これは議員の良心を信じるしかないです。」
「そうだな…。」
「和馬、議員に対して、市民政党を応援して下さってる著名人の名簿を提示し、不祥事を起こしたらこの方々にも多大な迷惑が掛かると示しておくのは如何でしょう。」
「うん、心の縛りとして有効かも知れないね、本間さんはどう思われます?」
「良いと思う、定期的に党員総数とかと共に提示していれば、心の緩みを防げるだろう。」
「では早速…。」

清香は席を外し、党のシステムで提案を公開。
夜には、著名人名簿作成へ向けて動き始めていた。
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