So-net無料ブログ作成

市民-08 [シトワイヤン-12]

その後、乾社長の部下とも。

「猟友会の話は如何でしたか?」
「はい、別荘を柵で囲った後、中にイノシシやシカがいたら駆除させて頂くことになりますので参考になりました。
面接を済ませた人の中に興味が有る人がいましたので、猟友会へ送り込めると思います。」
「猟友会を通して町の皆さんと馴染んで頂けると良いですね。
ところで、鈴木さんがこのチームへの参加を決めた理由は何ですか?」
「働き方改革です、総合職でも都会に住む必要がないなんて良いじゃないですか。
満員電車から解放されただけで、すでに気持ちが楽になりました。
痴漢がいたり、運悪く痴漢の犯人にさせられてしまう人もいる空間、他人との距離が近すぎ、通勤だけで疲れていたんです。
自分が選んだ企業で何とか仕事を頑張って来ましたが、市民政党若葉の党員になって考えていたのは、もっと人間的な生活環境が田舎には有るんじゃないかということで。
清香お嬢さまをオーナーとする会社が苗川に立ち上がると知った時にすぐ応募しました。」
「成程、今、応募して来られている方も同じ様な感じですか?」
「似た様な人は少なくないです、苗川は市民政党若葉の聖地ですし、党発起人の皆さんは、すでに伝説ですから…。」
「建設部門の方もですか?」
「はい、別荘地の開発も苗川の再開発もやりがいの有る仕事だと受け止められています、私が面接をした人は、休日に自分達の家を建てるから、その補助を会社にお願い出来ないだろうかと。
自分達の家を建てたいという話は一人や二人ではなくて、キャンプ場のバンガローを建てて、自分達の村が完成するまでの仮住まい、その後キャンプ場としてオープンという案を出して下さる方も見えました。」
「皆さん、住居の事情をご存じな訳ですね。」
「はい、スムーズに住宅を確保出来れば、社員を増やし易いと言う事情を公表しています。
周辺自治体も含め空き家の調査は進めていますが、現場まで遠くなると残念ですので。
まあ、買収した会社の寮を補修すれば独身者はかなり住めるみたいですが。」
「それも見越しての買収だったのですね。」
「はい、ぼろい代わりに家賃は格安に、リフォームは建物の強度を落とさない限り自由にします。」
「自分の住まいは自分でという人が多いのですね。」
「そうなんです、趣味が住まいに関する事で、都会に執着心が無いのかも知れません。
和馬さんのログハウス村は進んでいますか?」
「ええ、基礎工事は四軒目に取り掛かっています。
ログハウスを建てたい、が、村を作りたいという欲求に代わって来ているそうで。
無理しないを合言葉に作業して下さっています。」
「自分達で費用を出して自分達で建ててるのですよね。」
「ええ、人数が多いので一人辺りの負担は、当初の予想より費用も労力も少な目だそうです。
暖かくなってから常駐する人が増えてるそうで毎日がキャンプ、すでに一つのコミュニティが形成されたと言えます。」
「土地購入以外の費用はどれぐらいでしたか?」
「初期投資は百万ぐらいだと思います、直ぐにお金を持った人が集まって来ましたので。
社員は作業のサポートをしつつ、見学者に色々売りつけて稼いでいますよ。」
「番組でも進行状況を紹介していますものね。」
「ログハウス村が出来上がって行く様を見に来てグッズやおやつを買って帰る、その前後に苗川の中心部で食事したり、苗川大改造計画に触れたりして下さる方が多くて、何時まで続くか分かりませんが経済活動の活性化に繋がっているみたいです。
見学者の中にはログハウス村の人達と、お茶を飲みながら党員同士という事で話し込んで行かれる方も見えるそうですよ。」
「党員同士ということが人間関係の切っ掛けにもなるのですね。
市民政党若葉の党員という括りを利用して、更に人間関係を深めて行くことは意識して行きたいと思います。
党員で有る事以外全く接点がなくても、一つ有れば大きいのかも知れません。」
「はい、全国の党員は我々の仲間ですから。」
nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー