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猫田小夜-40 [化け猫亭-04]

「組織では…、個々の力に偏りが有っても上手く集団を形成出来たら、互いに補い合ってとなりますよね。」
「そうだな…、でも、集団の構成員は補い合うと言うより優秀な人の手助けをするという一面も有ると思わないか。」
「確かに…、組織構成員、集団内に於ける力関係は単純では無さそうです。」
「その力関係は、各自の能力差によるのかな。」
「多田さん、暴力団の組長にはどんな能力に長けてる人がなれるのですか?」
「えっ、そっち関係に知り合いは居ないのだが…、まあ組員の心を掴む何かが有るのかな…。」
「そもそも暴力団って、公益法人ではなさそうですし…、株式会社なのでしょうか?」
「どうだろうね、まあ、法に触れない範囲でも活動していて成り立っているのだろうから…、小夜ちゃんは興味が有るの?」
「大きな組織の組長って楽しそうじゃないですか。」
「そんな野望が有ったとは…。」
「一般企業と暴力団の違いって何でしょう?」
「そりゃあ、活動が合法か非合法かだろ。」
「でも、暴力団と言っても非合法な事ばかりやってる訳では無いですよね。
逆にブラック企業がやってる事なんて…、人権なんて考えているとは思えません。」
「う~ん…。」
「私が組長だったら、そんな企業の社長は撃ち殺して乗っ取って差し上げますよ。」
「はは、映画の世界だな。」
「自分の思い通りになる組織とか考えた事有りませんか?」
「それは無いな…、責任を取らなくては行けないし。」
「大丈夫です、しくじっても、小指一本で何とかなります。」
「いや、待て、組長は指を詰めたりは…、小夜ちゃんが持ってる暴力団のイメージは何処から来てるんだ?」
「祖父です、彼は、左フック一発で組長を病院送りにしたそうですよ。」
「その話を信じてる訳では無いよな?」
「勿論です、そこまでの腕力が有るとは思えません、多分蹴りもかなり入れてたと思います。」
「い、いや、そもそも暴力団の組長を君の祖父がという時点で怪しいのだが。」
「作り話として楽しくないですか?」
「作り話なのか…。」
「私も組長を殴れるくらい強くなりたいです。」
「トレーニングしてるの?」
「まさか、おしとやかさを売りにしている私には似合わないじゃないですか。」
「ま、まあな。」
「それより、たこ焼き食べたく有りません?」
「い、いや別に。」
「おかしいです、多田さんはたこ焼きが食べたい筈です。
それに気付けない様では組長になれません。」
「マスター、小夜ちゃんが暴走してるのだけど。」
「たこ焼きを与えれば大人しくなりますよ。」
「えっ…、で、そのたこ焼きは?」
「バス停近くの店は、ご存知無いですか?」
「あそこか…、仕方ない、買って来るよ。」
「多田さん、私の分も、お・ね・が・い。」
「お、おう…。」
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