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お祭り-02 [シトワイヤン-17]

本間市長のお宅では、月イチのペースで市長のブレーンが集まり情報交換会を開いている。
早めに行って準備の手伝いをするのは何時もの事なのだが…。

「こんにちは~、あれっ、奥さん、今日は早いのですね。」
「ええ、智里ちゃんこんにちは、今日は愛華さん達が手伝って下さって準備は大丈夫なのよ。」
「えっ、あの愛華さんですか?」
「初対面なのでしょ?」
「ええ、小学校へは時々顔を出されているそうですが、私はタイミングが悪くてお会いしたこと無かったのです。」
「じゃあ、紹介するから二階へ行きましょう。」
「はい。」

挨拶を済ませ。

「万里ちゃんが高校生になるとこんな素敵な御嬢さんになるのね。」
「いえいえ、万里はもっと美人になります、姉の私が言うのですから間違い有りません、私が六年生の時よりうんと美人なのですよ。」
「ふふ、あの美少女がどう成長して行くのか楽しみだわ。
それでね、小学生の頃からスタッフとして頑張って来た智里さんと、小学校では校長以上に尊敬されてるという万里ちゃんは、今年のお祭り、主に観客目線で動くのでしょ。」
「はい、私は少し挨拶するぐらい、万里はイベント広場で一回だけ舞を披露、後は万里と楽しむつもりです。」
「市民祭二週間の期間中何回ぐらいになりそう?」
「そうですね、神社の祭礼二日間以外は六回のイベントを予定しています。
後は万里次第で…、あまり疲れさせたく無いのですが…、少しお疲れぐらいの万里は甘えん坊さんになって一段と可愛いのですよ、だからと言って辛く成る様では駄目なので、その絶妙なバランスを狙っています。」
「はは、奥さんからシスコンとは聞いてましたけど筋金入りなのね。
そのお出かけの時に、うちでコーデしたのを着て欲しいのだけど、もちろんOKよね。」
「万里から聞きましたよ、愛華さんは少し強引な所が有るって、この間万里が頂いた服に合わせるのですか?」
「そこはスタッフ次第になるわね、写真は本間さんに見せて貰ってたのだけど、思ってたより身長差が有るから。」
「あっ、親子みたいな感じでも構いませんよ、万里は私が幼稚園児の頃に生んだ子なんです~。」
「ふふ、ちょっと試着してくれるかしら。」
「はい。」
試着しながら。
「姉妹と言っても色々なのよね、智里さんが万里ちゃんを溺愛するのは何か有ったの?」
「万里が生まれるまで両親の仕事の関係で少し寂しい思いを、周りの子には兄弟がいるのに一人っ子状態ということも有りまして。
ですから、万里が生まれた時は嬉しくて嬉しくて。」
「妹に親の愛情を持って行かれる的なのは?」
「無かったですね、むしろ親と一緒に子育てをするのが楽しくて。
父に手伝って貰ってオムツを替えたりしてたのですよ。
話しかけたり、ただ見てたり、どうして泣いてるのか分かる様になるぐらいに一緒だったのです。
あっ、おっぱいを上げられないのは悔しかったかも。
母が仕事に復帰する頃には、育児メンバーの一員になっていまして、万里が初めて話したのは、ねえね、なんですよ…。」

あ~、万里の話になると止まらない…。
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