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政権-07 [シトワイヤン-14]

市民政党若葉の特殊性は海外メディアの人達から注目されていた。
党の運営費を発起人で有る大学生が中心になって稼いでいることだけでも特異なことだからだ。
こちらからの提案に対して、彼等がすぐに参加の意思表示をすべきだと考えたのは自然な流れだったと言える。

「和馬、その事業展開、ビジネスの部分で何か具体的に考えてることは有るの?」
「はい、Citoyenブランドの海外生産、まずはささやかながら各国に雇用の場を、と考えています。」
「人件費が安いから?」
「いえ、質を維持する必要が有りますので人件費は国内と同等で有ることをイメージしています。」
「日本国内の生産を減らしても構わないと?」
「いえ、これから作業着中心に、世界的ブランドを目指して行きます、国内生産には影響しません。」
「強気なのね。」
「機能性を重視したタイプが、売れ始めていましてね、割高でも工場のユニフォームにという注文が海外からも入っているのですよ。
市民政党に協力的な企業が、海外の工場でユニフォームとして採用したことが切っ掛けなのですが。」
「そこなのよね、市民政党を単体として捉えてはいけない、そこに集まってる企業も含めての巨大な組織、私は株式会社和馬だけを掘り下げて失敗しかけたわ。」
「不気味でも有る、和馬の下にはどれだけの人がいるのか、底知れないね。」
「いえいえ、自分の下には大した人数いませんよ、株式会社和馬だって、まだ規模の小さい頃に、清香や愛華が面白がってネーミングしただけで、自分がその経営に大きく関わっている訳では有りません。」
「そんな会社が、今では市民政党を支えつつ規模を拡大というのが驚きなのよ。」
「はは、売り上げのほとんどは党員による、寄付みたいなものです。」
「党員から党費を集める事無く、Citoyenブランドの販売で、というのは正解だったの?」
「一般党員から党費を集めるとしても、一人当たりの額を高く設定しては党員は増えません。
党費を要求されない事で増えた党員達が、率先して党のグッズを購入する形は狙っていました。
実際、それによって雇用の場が生まれましたので正解でしたね。
愛華が着ている様な華やかなCitoyenブランドの裏で、各種作業着がその機能性故に売れているのですよ。」
「知ってる、と言うか私も愛用しているよ、和馬、わが国で発売する時には協力させて貰うからな。」
「有難う御座います、来週あたりから今後のスケジュールが発表されますので注目していて下さい。」
「それは海外展開のスケジュールなの?」
「ええ、皆さんと始める、市民政党若葉を核とした世界展開の始まりです。」
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