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拡大-04 [シトワイヤン-13]

「君達の本、夢を見させるに繋がるかもしれないね、『市民政党若葉はこうして生まれ育った』は実に面白かったよ、統一地方選挙に合わせての発売だったが沢山売れてるのだろ?」
「はい、地方選で勝ちましたので、まだまだ売れていて売り切れ続出、党員の人数を考えたら強気で問題ないだろうと、百万部の増刷が決まりました。」
「印税はかなりな額になりそうだね。」
「現時点で四億ぐらいになりそうです、後、党大会ぐらいまでの話をドラマか映画にという話も出ていますのでもう少し。」
「良い事だね、党のことを多くの人に親しみを持って知って頂ける、続編の予定は?」
「続編の主人公は本間さんになります。」
「清香さん、私では読まれる方ががっかりするぞ。」
「一冊目で本間さんの名前を出さなかったのは、次で本間さんと苗川市をクローズアップしたいと考えてのことです。
私達の目から見た本間さんと苗川市ですが、エピソードに関しては奥様の協力を頂きます。」
「料理を作りながらそんな話もしていたのか。」
「原稿は本間さんにも見て頂きますので、読者が大喜びしそうな、でも本間さんとしてはどうしてもカットしたい部分が有りましたら、遠慮がちにNGを出して下さって構いません。」
「まいったな、何時頃から書き始めるの?」
「下書きは半分ぐらい出来上がっています、昨夜は追加の取材、今日は奥様への取材で、今月中には形にしたいと考えています。」
「しかし、忙しいのに大変だろ?」
「いえ、愛華と私の日記を元にしていますので、一冊目は日記の文章をそのままという部分も少なくなかったのです。」
「日記が記録として役に立ってる訳だ。」
「はい、私達が出会った当初は何の意識も無く書いていましたが、愛華も日記を書いてると知ってから、私達は少し違う視点で残そうと考えました。
書籍化は、二人の日記を見せ合って編集という作業、楽しかったです。」
「だから、佐伯愛華、柚木清香の共著、協力、棚橋康太、瀬田和馬ということなのか。
そんなことも二作目で紹介するのかな。」
「そうですね、冒頭には一冊目の話を少し入れたいです、愛華、どう?」
「読者は私達の裏事情を知りたがってるのだから入れるべきね、少し恥ずかしい話も披露して差し上げましょう。」
「本間さん、一冊目程のインパクトは与えられないと考えているのですが、苗川大改造に注目を集め続けることを考えています。
面白い裏話が有ったら、清香達に教えて頂けないでしょうか。」
「そうだな…、駅前の小さなビルのオーナーは…。」

本間さんは土地区画整理組合に関する裏話を教えて下さったが、始めは反対していたのに、愛華に亡き妻の面影を感じ協力的になった老人がいるという、かなり怪しげな話。
だいたい、愛華似の美女なんてざらにはいない。
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