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村長-06 [シトワイヤン-03]

村長になってから結構好き勝手にやっている、ゲーム内最高の権力者であり法的な束縛もない。
まず、清香達を自分の側近とし管理官という何を管理するのか分からない微妙な職名を付けた、役割としてはゲーム運営サイドとは違う立場で村長をサポート。
市民政党若葉の職員も雇い給料は村長の報酬から支払う、村長の報酬をそれだけの額にした訳だ。

「和馬、村の財政ってどうなの?」
「千人の参加者の他に一万人のNPC、ノンプレイヤーキャラクターが頑張って働いたということで辻褄を合わせてるから大丈夫だろう。
運営サイドとしてはいずれ全てのNPCをAIに置き換えたいそうだが、まだ先のことだ。」
「きつい仕事は投票権の無いNPCに押し付けてるということかしら。」
「そう考えると、すごい格差社会だな、NPCは奴隷か。」
「一応、充分な給料を貰って幸せに暮らしてるという設定、その所得税などで村を維持している、という体なんだ、ただ、一部のNPCはAIに置き換え鍛え始めている、その成果がゲームにどう反映されるのかは興味深い。」
「それってAIがどう学習するかによって変わるのよね?」
「変わるだろうな、運営サイドによって基本的な判断基準を形成した後、参加者との対話によって成長させるらしい、悪意ある人が意図的に教育する可能性が有るのだが、相反する情報が多数存在した場合AIはどう判断するのだろうな。」
「数合わせだけのバーチャル市民は、リアルで選挙権を行使しない人と同じなのでしょうか?」
「そういう見方も有るのか、ただ、選挙権、国民の意見ってさ、ネットニュースの書き込みの酷さは知っているだろ、偏った意見に迎合し、思い込みで発言する、本文を読まないで書き込む人や読解力の無い人も、そんな人達の一票と、冷静に国の将来を考えバランスの取れた思考をする人の一票が同じ重みを持つ訳で、それが民主主義なんだよな。
変な人に一票入れるぐらいなら選挙権を行使しないで欲しいと思わないか?」
「康太の考えは分かりますが、政治の世界では、人を洗脳する能力に長けた人がリーダーです。」
「洗脳を拡大解釈するとそうなのかもね、和馬に出来るのかしら?」
「まだ平和な村で目立った対立もない、集団も小さいから問題は無いが、グループが大きくなってゲーム内で利害関係が発生した時、どう出来るかだな。」
「そうなる前に、和馬を絶対的存在にしてしまえば良いのです。」
「洗脳するのね、でも、どうやって?」
「今の政治家達は、その活動を通して多くの人を洗脳するだけの力が弱いという解釈なら、誰しもが納得し支持する政策を表明して行けば良いんじゃないか。」
「それが難しいのよね、利害関係が絡んで、誰しもが納得とは出来ないでしょ。」
「政治家に届く市民の声は、自分に一票を投じてくれる人、支持政党の無い人は…、無関心ということで済んでしまうのでしょうか。」
「一票ね…、ねえ、和馬、村議会の選挙はどうするの?」
「うん、議員選挙は先送りにして、違う制度を考えているんだ。」
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