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化け猫亭-03 [化け猫亭-22]

「河野さんが化け猫亭を知ったのはどういう経緯なのですか?」
「私はうちの社長に誘われてね、まあ、社長としては他にも誘いたいみたいだったのだが、なんせ注文の多いお店だからな。」
「ですよね、お酒を出す店なのに禁煙、女の子とは真面目な会話が中心で、私としては実社会のお話し
を沢山聞かせて頂けて楽しいのですが、少し申し訳ない気もしています。」
「はは、女子大生から仕入れた情報を上手く使ってる奴もいるし、真面目な会話を楽しんでる奴ばかりだよ、で、碧ちゃんがスタッフになったきっかけは?」
「CAT'S TAIL STAFFに登録した後、実家が急激に苦しくなりまして、先輩にバイトの相談をしたのです、時給が良くて助かりました。」
「そうか、ご実家は大丈夫なの?」
「はい、先輩が黒猫組にも相談して下さり、貧困世帯を増やさない為にと支援して頂いています、おかげで持ち直した店、曽祖父の代から続くのですが、猫桜会の一員として今度リニューアルの予定です。
私も家業の事を見直しているのですよ。」
「黒猫組はそんな事もしていたのか…。」
「正確には黒猫組では無いのですが、細かい事は気にしなくて良いそうです。」
「まあ、猫桜会傘下の人が動いていることに違いはないだろうからな。
「山田さん、私は化け猫亭のスタッフですからある程度分かっていますけど、猫桜会傘下で一番謎なのは化け猫組ですよね。」
「えっ、そうかな…、まあそういう事にしておこう。」
「そうですよ、表向き、化け猫亭の客で構成されていると、一般人には理解しがたいレベルでしか紹介されていません。」
「まあ、化け猫亭も少し形を変えて各地で増え始めている、その内理解されるだろう。」
「いえいえ、化け猫亭自体が会員制ですので、京都店のスタッフは秘密クラブみたいに思われていると話してましたよ。」
「まあ、守秘義務を伴う話を京都でもしているからな。
この前遊びに行って来たが良い雰囲気だったよ、秘密クラブでも問題ないだろう。」
「週刊誌とかが嗅ぎまわったりしませんか?」
「守秘義務の伴う内容が外部に漏れるのは問題だが、それ以外は大丈夫だと思わないか?」
「そうですね、化け猫亭のお客さまは猫桜会の人ばかり、何時も熱心に猫桜会の発展について語り合っています、お酒を飲みながら仕事をしてる様なものですよね、悪事を企んでいる訳では無く…、それにしても皆さん仕事がお好きです。」
「まあ、仕事と言っても実際に動くのは部下の皆さんだからね、発展して行く集団に身を置く事は楽しいよ。」
「それは分かります、前向きに桜花党や猫桜会について語り合う、お酒の場だからという以上に知的空間になっている事が心地良いです。」
「もっと若い男性と語り合いたいのでは無いのか?」
「それは別の場で、でも、学生同士では空論になりがちで、化け猫亭で重役クラスの方々と話すのとは違い、物足りなさを感じています。」
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