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黒猫組-12 [化け猫亭-21]

「噂を聞いたのですが、本当に猫桜会として藤井組長を中心とした政党の立ち上げを目論んでいるのですか?」
「ああ、急いではいないけどね、政党を立ち上げなくても出来る事から始めるというのが、藤井組長の判断。
でも、試験的に町議会を掌握して地方行政を立て直せるかに挑戦する方向で準備は始まっているよ。」
「過疎地なら簡単そうですね。」
「真奈ちゃんはそう思うのか、選挙になると、やっぱり地元の人とならないかな?」
「過疎地だと議員になってもメリットが少ないみたいですよ、引退したがってる人をバックに付ければ楽勝じゃないですか、猫桜会が動けば小さい過疎地の自治体は簡単に乗っ取れますよ、もっとも、メリットはなさそうですが。」
「まあ、過疎化対策を試す場として、そんなところの町長も狙ってるそうだよ、猫桜会桜花党として。」
「桜花党で決定したのですか?」
「猫を前面に出すと、猫アレルギーの人や犬派の人が抵抗を感じるだろうし、アニメのスタートでは桜の季節を扱うものが少なくないそうなんだ。」
「あっ、そうですね、日本人の心に桜は色々な形で刻み込まれているのかもしれません。」
「真奈ちゃんは、猫桜会が政党を立ち上げる事、どう思う?」
「既存の政党の様になってしまっては意味がないですよね。」
「だな。」
「でも、大きくなったら、絶対不祥事を起こす議員は出て来ると思います。」
「自分の欲に忠実な輩、法を把握出来ない奴でも、議員になれそうだからな。」
「高川さんは、政治を必要悪だと思いますか?」
「そうだな、それは否定出来ない、対立する二つの意見から一つを選択して行かないと先へは進めないと時も有る。
正直、やってみないと分からない事も有るだろう。
政治家の下した判断で得をしたと感じる人はその政治家を支持するだろうし、まあ自分の考えとは違う判断を下されたら否定する、でも誰かが判断しないと国家そのものが成り立たなくなって行くのは事実、我々はそれを意識した上で、藤井組長に託せないか考えているんだ。」
「党首ですね、彼は受けたのですか?」
「条件付きでは有るがね、元々彼は猫桜会による全国制覇をイメージしてたから。」
「どんな条件なのです?」
「仮想内閣、仮想国会、仮想官僚からなる、日本をモデルにした仮想国家機関をネット上で展開する。
仮想政党を幾つか立ち上げるが、将来桜花党としてリアル選挙を戦う時は一つの政党にまとめ上げる、色々な考えの人達が妥協し合って出来上がるのが政権与党だからね。」
「バーチャルでも選挙を?」
「ああ、その準備を着々と進めているが、桜花党だけでなく、リアル政党が絡んだ場合に公職選挙法の問題が無いか調べて貰っているよ。」
「与党とかが絡むと面白いですね、その前にバーチャルでも法律が必要になりそうですが。」
「今の所、暫定法の制定に向けて作業を進めている、衆議院に相当する一院制、任期は三か月とか、バーチャル国会がスタートしたら、新しい法案が出て来るだろう、ただ議論のメインはリアルな法の改正案にしたいと立ち上げスタッフは考えているよ。」
「リアル政党の参加に問題が無かった場合、政党支持率が一%にも満たない様な政党も認めるのですか?」
「どうかな、そのあたりの判断は企画担当が判断するのだろうが…、最終判断は藤井組長にお願いする内容だね。」
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