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子猫組-28 [化け猫亭-19]

「なあ、大谷さんも、そういうお店に行ったりするのか?」
「猫桜会のパーティー前に、マナー研修を兼ねて連れて行って頂きました。」
「う~ん、君も…、子猫組組長の座を降りたとしても、幹部、大谷真樹なのだろ、今後は化け猫組以外の人とも繋がりを持って欲しいと思うのだがどうだろう?」
「えっ、正直そこまでは考えていませんでした。」
「化け猫亭で働くのと違って給料は出ない、その代わり、君の頑張りによって社会福祉法人猫桜会への寄付が増えるかもしれないんだ。」
「付け加えるなら、良い人脈を持つ事は君とっての財産になると思うよ。」
「あっ、はい、有難う御座います。」
「なに、化け猫亭の仕事は何とでもなる、服装はうちの妻が何とかするよ、今日の服は地味過ぎるからな。」
「私はそんな…。」
「地味過ぎると、なんか恵んでやってるという気持ちになってしまう、綺麗にしていてくれたら自慢の娘を紹介するって気持ちにもなるのさ。」
「はぁ…、そういうものですか…。」
「子猫組は私達の子どもだからね、普通の女子大生っぽい恰好をして欲しいよ。
化け猫亭のスタッフはトークだけでなく可愛い衣装で私達を楽しませてくれているんだ。」
「でも、何か申し訳なくて…。」
「一人だけだと気が引けるだろうね、なあ化け猫組として子猫組で真面目にやってる子中心に…、イライザプロジェクトってどうだ?」
「面白いな、猫じゃらし隊とは別で選びたいね、単に容姿が良いという理由ではなく真面目に頑張ってる子にしたいな。」
「まずは有紀さんと真樹さんでスタートか。」
「あの~、イライザって?」
「My Fair Ladyって、さすがに知らない世代か、今度DVDを貸すよ。
深く考えなくて良いのだが、イライザってだけで、おじさんやおばさんの多くは直ぐ理解してくれるのさ、踊りを強要したりはしないから安心してね。」
「はあ…。」
「なあ留美ちゃんも大谷組長、地味すぎると思うだろ?」
「いえ、それ以前に組長では無く真樹さんと呼んで上げて下さい。」
「あっ、そうだな、組長としての実績が大きくて…、でも普通の女子大生なんだ。」
「イライザプロジェクトには私も参加させて下さいね。」
「おう、そうだ留美ちゃん、I Could Have Danced All Night 歌ってよ。」
「はい、イライザプロジェクトのスタートを記念して、今日はピアノ伴奏バージョンです、打ち合わせして来ますね。」
「留美さんって…?」
「真樹さん、彼女は音大生で我々のリクエストに応えてくれるんだ、後で歌ってくれる曲も我々の為に覚え練習してくれたのだよ。」
「そういう人もスタッフにいらっしゃるのですね。」
「何か思う所が有るの?」
「中学生の頃、音大に憧れてた友がいまして、まあ技術的に無理だったのですが、金銭的に絶対無理だよねって寂しそうにしてたのを思い出しまして。」
「う~ん、才能が無いのに音大に入れてしまっても、後が大変だと聞いてるよ。」
「あっ、そういう視点も有るのですか、そうですよね…。」
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