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子猫組-09 [化け猫亭-17]

「大谷組長、猫桜会のパーティーは如何でしたか?」
「緊張の連続、猫桜会の中心メンバーはオーラが違うのよ。
加奈お嬢さまは、あまり話されなかったけどホントに美しくて静かに見守っていて下さるという感じ、やはり私達の女神さまだわ。
桜さんは何時もよりテンション高め、旦那さんと一緒だったからかしら。」
「私達のお父さまはテレビやポスター通りだったの?」
「それ以上よ、外見だけでなくね、うんと年上の人とも普通に話してたし、子分の事を叱り飛ばしてた。」
「怖い人?」
「全然、優しく、黒猫組組員の行動を呆れながらも守って行くって姿勢…、ちゃんと私達がお父さまをお慕いしてる事は伝えられたと思うわよ。」
「大谷組長は恋心を伝えられたの?」
「出来る訳ないでしょ、桜さんもいたし、そんな事よりメールで送った内容はどう?」
「猫桜総合学園ネットワークには、幹部全員が入るより、俺達の代表を何人か送るという形が良いと思うな。」
「そうね、ここで意見交換するとしても、猫桜総合学園ネットワークとは代表を介してやり取りした方が効率が良さそうだわ。」
「不登校児の支援は、今まで私達が考えていたより大変みたいね、私達なりに接して来た子達もなかなか難しいし…、病気という観点を持って無かった事は反省点だと思う。」
「一旦担当者を変えて、桜さんの部下と調整かな?」
「そうだな、子猫組全体を考えたら…。」
「課題は多いよね、でも下の子の面倒を見る事で変わる子が目立って来てない?」
「それは感じる、接しにくかった子が年下の子と馴染む事をきっかけに私とも話してくれる様になった。
不登校の子達もそうなってくれると良いけど。」
「極端だよな、能天気な奴らと少し病んでる連中がいて。」
「でも、気を付けて欲しいんだ、保護されて安心し、はしゃいでる奴等だって心の中に隠してる事が有るかもしれないだろ、いや隠す為に明るく振舞っているぐらいに思わないと。」
「分かっているわよ、私だって…。」
「俺もだ。」
「不幸自慢は禁止だからね。」
「ああ、子猫組は過去を振り返らず未来の幸福を追及する、でも仲間と共にいられる今が一番幸せなのかもな。」
「あんたは順ちゃんと共にいられるからでしょ。」
「はは、まずは子猫組の活動を、どう猫桜総合学園に組み込んで行くかだな。」
「一部は猫桜総合学園職業訓練校へ丸投げで良いのでしょ?」
「ええ、高川組長には就職希望の高校生を職業訓練校一期生にという事で了承して頂いたわ。
まずは現場実習の延長からスタート、その状況を見ながら職業訓練コースの体制を整えて行く。
それでね、今まで担当して来た、鉄平と美佐には猫桜総合学園の臨時職員になるという選択肢が与えられたのだけど、今まで通りの仕事をしながら給料が貰える様になる、成果を上げれば正規職員に格上げよ。」
「俺達の職業訓練でも有る訳か…、でも大学との兼ね合いがな、組長、折角入らせて貰った大学なんだぜ。」
「正規職員になれるかどうかは、自分で多くを抱え込まない事に掛かってるの、鉄平と美佐は高校生にも人気でしょ、自分で作業をするのでは無く、高校生達に上手く作業を振り分ける事が出来、大学を普通に卒業出来る目途が立ったら正規職員として業務内容を増やして行くという事なの、勿論強制ではないわ。
桜さんだって凄く多くの仕事を抱えてるでしょ、でもそれを可能にしてるのは多くの優秀な部下の力なの、鉄平が有能な部下を見つけ任せる事が出来たら、後は報告を受け指示を出すだけ、と言っても状況をきちんと把握している必要は有るわね。」
「そうか、高校生を俺達の部下と考え組織化すれば良いのか、それなら簡単だな、給料が貰えるのなら奢ってやれるし。」
「組長、猫桜総合学園職業訓練校一期生募集、何時からでも良いわよ。」
「おっ、美佐がやる気になった、姉御に逆らう奴はいないから楽勝だね。」
「となると問題は、不登校児のフォローか。」
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