So-net無料ブログ作成

子猫組-07 [化け猫亭-17]

「実験的?」
「はい、大学生と高校生が作る新たな学校として人を集めますが暫くは雇用関係を発生させません。
こちらから提示する案を元に、ネット上で意見交換して貰いながら、高校生、大学生、院生で組織を構築、その過程で、仕事として取り組んで貰う人や生徒、学生になって貰う人を選び、講師等を彼等に選んで貰う、理事長は大学生でスタートしたいですね。」
「自分達で作る学校か…。」
「まだ、少しの人にしか話していませんが反応は良いです。
形になるまで時間は掛かりますが、システムが出来上がって来れば拡大出来ると思います。」
「だろうな、夢が有ると言うより夢しかない…、年寄りは見守る側にしかなれないのが残念だな。」
「いえ、高川さんには、ぜひ経済関係の講師をお願いしたいです、中北くん達は全てを若者でと考えている訳では有りません、講師には現場経験の有る方をと考えているのです。
机上の学問と現場経験者からの教え、そのバランスが良ければ就職後も安心ではないですか。」
「成程、松尾さんも経営者として、学生時代のカリキュラムに疑問を抱いておられたのですか?」
「はい、全否定する気は有りませんが、起業後に今まで学んで来た事を冷静に見直していたら、時代に合わない講義の存在に気付かされました。
そんな講義より、経営実習の方が、経営を考える学生にとってプラスになります、その過程で必要な知識を自ら調べ研究するというトレーニングになりますので。
残念ながら、今の学校制度下では受け身だけの学生が多いと思うのです。」
「そうだな、化け猫亭のスタッフでさえ、講義を真面目に受け良い成績を上げていても、自分から取り組むという意志の弱い子がいる。
中北くんは受け身で無いと思うが、どういうきっかけで、この取り組みに?」
「CAT'S TAIL STAFF向けの講座がきっかけです、松尾社長始め猫桜会の最高幹部から大学とは違う講義を受ける事が出来るので学生達に大人気の講座なのですが、きちんと感想や意見、小論文を送ると、運営スタッフがそれに応えて下さいます。
そこからの流れで就職を決めたのは自分だけでは有りません。
自分の場合は、就職活動に時間を取られなくてラッキーでした、戦略的に卒業を一年遅らせる事にしましたので、学業と仕事の両立に問題は有りません。」
「そうか、学生で有れば大学を利用出来るのだね、でも学費を余分に払う事になるのだろ?」
「はい、猫桜総合学園準備室で負担して下さるとの話を頂きましたが、学費は自分で負担し、その分を経済的に恵まれない子の入学支援に回して貰います、自分は、しっかり給料を頂いていますので。」
「う~ん、学校法人でないと資金面が難しくなるのかな。」
「基本は松尾社長頼みですが、社会福祉法人猫桜会による教育支援の一環として検討を始めて頂いています。
また、実習を通してお金を稼ぎ授業料に充てて貰うとか、起業を考えています。
店を作り、その運営を通して学習し経験値を高めて貰います、学生や周辺住民が客になるでしょう、良い収入源となる店が出て来る様でないと大学の存在意義が薄れてしまいますが。」
「大学は経営、経済が中心になる訳か。」
「大学のスタート時は教育関係も視野に入れています、また、猫桜会系工場での実習をメインにした職業訓練コースも考えています。
実習に入る前に充分な基礎を学習して貰い、現場実習、一つの工場で長期間でも良いですし、短期間の実習を複数経験するのも有り、そのまま就職すれば工場側にとっては新人研修を済ませての入社というメリットが有りますし、入社後すぐにやめる人を減らす事にも繋がります。
学生としても、実習生として馴染む期間が有れば安心だと思います。
実習を通して必要性を感じた知識を学校で学べる体制も考えています。」
「それなら、短期間でスタート出来るな。」
「はい、ただサポート体制が有る程度完成してからでないと、企業側にご迷惑をお掛けするだけになってしまいます。」
「う~ん、化け猫組として…、猫桜総合学園職業訓練コースか訓練校を構築するよ、中北くん、どうかな?」
「あっ、一番良い形…、ですよね、松尾社長。」
「そうだね、高川さん、お願い出来ますか?」
「ああ、半年以内に就職し、一年以上務めたら学費はボーナスの形で返すとか…、サポート体制と応募状況を見ながら対象年齢を少しずつ上げても良いかな、化け猫組メンバーで話し合ってから猫桜会傘下の全社に協力要請をするという事で、松尾さん、どうです?」
「お願いします。」
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。