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猫又組-09 [化け猫亭-16]

「藤沢さん、お世話になっています。」
「藤井くんとは久しぶりだね、どうだい、新婚生活は。」
「まだまだ…、子どもが生まれないと落ち着かないのでしょうか。」
「はは、まあ、桜さんなりに必死だからね。」
「愛され過ぎていて、逆に飽きられた時とかが怖いですよ。」
「この前会った時は、そんな事も頭では分かってると話してたが、小夜みたいに気紛れじゃないのだろ。」
「はい、本当に真面目で…、ですが猫田組長の気紛れは、マゾ系の組員を喜ばせる為ですよね、自分や本間の前では…、藤沢さんとはどんな感じなのです?」
「はは、甘えたくなると気紛れになるかな。」
「桜とは真逆ですね、甘えたくなると、ひたすら気を遣いながら世話をしてくれるのです。」
「それに応えてるのか?」
「少しじらすと、我慢しきれなくなりそうで、でも、そんな姿がいじらしくて。」
「はは、歳の差は問題なさそうだね、結婚を急いだがどうだった?」
「入籍前は、早過ぎるとか色々聞かされました、母も高校中退の自分と差が有り過ぎると心配していましたが、父は、頭の良い人でないと自分とはやって行けないだろうし、変に同棲するよりきちんと結婚した方が組織の長として、この先プラスになるだろうと賛成してくれました。
黒猫組の理解者で幹部連中を家に招いたりしています、桜さんの事を紹介する前に情報を得ていたみたいです、今は才色兼備の嫁を自慢したくてしょうがないといったところでしょうか。
母も、自分が中退してから落ち着かない状態だったのですが、最近は良く笑う様になりました。」
「実家には頻繁に帰っているの?」
「近いですから、まあ、回数は桜の方が多いです。」
「結婚は正解だったのかな?」
「先の事は分かりませんが今は、自分の後ろに桜が立っていてくれるだけで、私がただのガキじゃないって分かるじゃないですか、猫田組長の友人な訳ですし。」
「この前の番組では小夜も侍らせていたよな。」
「違いますよ、あれは猫田組長の気紛れ…、と言うより義兄弟として、自分は義弟として守られています。
笑えますよね、自分達はただの仲良しグループみたいなものなのに、猫桜会に於ける順位とか邪推する記事が出て。」
「あれはあれで面白いだろ、次は本間メインとかどうだ?」
「あっ、良いですね、猫田組の実質ナンバーワンとして、彼等の披露宴に合わせればご祝儀が増えるかも知れません。」
「婚約とか話してたが、もう決まったのか?」
「組長の命には逆らえません、相手はホントに良い人で自分が背中を押したのですよ、彼女は黒猫組若頭の妻として、若頭が浮気しても組を裏切らないと誓ってくれました。」
「それって…。」
「大きな間違いが起こって、本間が黒猫組を裏切る様な事が有っても自分は彼女を守ります。」
「桜さんも同じ気持ち?」
「勿論です、自分達は仲間を守る意味も考えて結婚しました、組長が独身だったら頼りにくい人もいるじゃないですか、まあ、まだお酒の飲める年齢では無いのが弱点ですが、ファミリーの一員を守って行くのは組長の義務です。」
「そうだな…、私も腹を括っているが、組員達に猫桜会というファミリーの一員としての自覚をもっと持たせる事を考えてみるよ。」
「無理をさせてる方々に何か有ったら黒猫組としても全力で支援させて頂きます。」
「ああ、猫又組も猫桜会全体の為に頑張る、それが日本の為になるのだからな。」
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