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猫又組-03 [化け猫亭-16]

「藤沢くん、跡継ぎ企画の方はどうなの?」
「はい、地味に進めています。」
「勝算は?」
「勿論有ります、事業主の高齢化によって良い店が終わってしまうのは残念、三毛猫組もエリア再生として店舗リニューアルを進めていますので、効率が悪い様ですが、敢えて三毛猫、黒猫、白猫、猫又から担当を出しそれぞれの視点で案を出し合っています。」
「うん、確かに効率は悪そうだな。」
「でも、方針が決まったら早いのですよ、リニューアルは猫田組の会社に依頼、従業員が必要なら黒猫白猫から、三毛猫が店舗運営を担当し、猫又はそれらをサポートします。
猫桜会の傘下で店を続ける、もしくは再生する事に同意するオーナーが増えていまして、その気持ちにしっかり応えられる体制を整えて行きます。
猫桜会の傘下に入りリニューアルを終えた飲食店はまだ七店舗ですが、どの店も売り上げを伸ばしています。
猫田組系列の全店舗と同様に守って行きますよ。」
「人材面に問題はないのか?」
「そうですね、簡単には店舗運営のエキスパートを送り込めませんので、そこをサポートするシステムを構築しています、一人のエキスパートが何店舗を担当出来るかは、システムに掛かっています。」
「そのエキスパートは?」
「小夜が育てて来た人達です、小夜の会社も猫田組を名乗る方向で。」
「猫又組の組員もそうだが、普通の会社で働いてると考えてる人が多いのだろ、彼らは黒猫組をどう捉えているのかな?」
「組織を特別な目では見ていないと思います、まあ、加奈お嬢さまを始め桜さんや小夜のファンのみならず、藤井組長や黒猫組の幹部に憧れている者は少なくないです。
今、ポスターやグッズを色々企画しています。」
「良く分からないが…、グッズ?」
「野性的な黒猫組をアピールしたり、女神さまの愛を振りまく猫桜会をイメージする形でのポスター、グッズは、その…、組員達からの提案なのです、欲しいから作って、という感じで。」
「需要は有るという事か?」
「はい、猫又組で煽りますから売れますよ、試しに作った商品は黒猫組が運営している店舗で売れてましてね。」
「藤井組長がテレビに出てたからか…。」
「これから更に黒猫組をアピールして行きますよ、ハードな恰好良さを強調しながら、女を泣かせちゃいけないぜ、をキャッチコピーとして、ムショ帰りもいるが社会の為の組織だという事をアピールしていきます。」
「情報を流すのは我々の得意分野ですからグッズも売れます、それと並行して薬物依存の恐ろしさを若者に伝えて行きます。」
「やくざ組織の体でやってるから若者の興味を引き易いのか…、小夜ちゃんは、そこまで考えていたのかな。」
「はい、ちょっと悪い人に憧れる若者は一定数いますが、そこから落ちて行く人を減らす為の、やくざっぽい組織が猫田組で有り、メインの黒猫組なのです。」
「そうか…。」
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