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大下穂香-06 [化け猫亭-13]

「高川さん、お待たせしてすいませんでした、一通り連絡を取りましたので少年院関係は話が早く進みそうです。」
「有難うね、少し考えていたのだが、少年院や刑務所からの出所者が良い形で就職出来、一般社会の中で生活出来る環境を作れたら、労働力になり犯罪も減ると思うんだ、簡単でも単純な話でもないだろうが。」
「そうですね、刑務所の場合、長期間一般社会とは隔離された環境で生活して来た人達が充分なフォローもないまま出所するのですから、再犯率の高さはそのシステムにも問題が有ると思います。」
「だね、何とかしたいが難しい問題も少なくない、精神鑑定の結果責任能力が有ると判断されて有罪になった人は刑期を終えた段階で、精神鑑定の結果責任能力が無いと判断された人と…、境界が微妙だと思わないか?」
「ですね、性犯罪を犯した人が刑期を終えたからと言って、その性癖が消えるとは限りません。」
「山奥で隔離したいが、人権団体がな。」
「少年院のレベルではどうなのでしょう?」
「薬物関係の奴らは難しいかも知れないが、若いし、少年院は少年を更生させる為の施設、出た後を複数の人が違う視点でしっかり見守って行けば社会人として独り立ち出来ると考えているんだ。」
「そうすると、薬物に手を染めない環境作りも考える必要が有りますね。」
「普通の高校生がちょっとした好奇心から落ちて行くという話を聞いた、反社会的勢力が形を変えて警察の手に負えなくなっていたり、グレーゾーン、つまり違法すれすれだったり、警察も頑張ってくれてるのだけどな。」
「ふふ、やはり闇の組織は必要みたいですね。」
「あっ、小夜さん。」
「御免なさい、楽しそうな話をしてるから聞き耳を立ててしまったの。」
「久しぶりだね、一段と綺麗になって、やはり恋する乙女の輝きは違うという事なのかな。」
「高川さんは少しやつれた様ですが大丈夫ですか?」
「えっ、そう見えるのか?」
「ふふ、冗談ですよ、適度な運動を心掛けてる効果は出てます。」
「ああ、医者からも…、なんて事より闇の組織って?」
「私達、暴力団を作ろうと思っているのです。」
「え?」
「猫田組初代組長、猫田小夜、よろしくな。」
「えっ?」
「はぁ~?」
「表向きは暴力団、でも実際は株式会社、組員には順法精神を叩き込むけど、やらかしちまった時は面倒を見る、出所者の受け皿となってね、加奈の下には置けない様な連中の面倒をみようという訳。
愛知県警と相談して若頭とかには県警OBになって貰う話を進めているの。」
「普通の会社じゃだめなのか?」
「組長命令は絶対、みたいな掟が有った方が良いの、その代り舎弟の面倒はきっちりみさせて貰う。
仕事は合法な風俗中心、夜の仕事をやめたくなってる人を見つけたら女神さまの下へとかは考えてるの。」
「風俗だと本物の暴力団とトラブルにならないのかな?」
「なったら面白いかも、犠牲者が出てしまったら心苦しいけど、そんな暴力団は徹底的に調べて警察と連携、巧妙に潰して行けないか検討してるの。
猫田組に手を出した事が原因だと気づかれない様にね。」
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