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大下穂香-05 [化け猫亭-13]

「穂香ちゃん、松尾さんは本気みたいだね。」
「はい、高川さん、すでに色々動いているのですよ。」
「自社の本社を東京から岐阜県にと表明されたが、化け猫クラブが進めてきた再開発事業を後押しする狙いが有るのだろ。」
「はい、東京でなくても構わない部門全部を移転する事で、社員の為のニュータウン建設費用を捻出出来るそうです、用地買収に関しては桜さんの所のスタッフがすでに動き調整中です。
すでにかなりの面積が買収済みで土地区画整理事業も進んでいます。
東京の狭い住宅と同程度の家賃で、庭付き一戸建てへ、社員全員がそれを望むとは限りませんが、子どもに対する教育サポートシステムも表明されましたので、高川さんも興味が有るのでは有りませんか?」
「ああ、もっと知りたいよ、藤沢くんと組んだとも聞いたからね、あのレベルの人達が手を組んで何をするのか、少し怖くは有るな。」
「藤沢常務も松尾常務も加奈お嬢さまの僕なのですよ。
彼らは、不幸な子どもを日本から無くす事を一つの目標にシステムを考えたり、その為のお金儲けを考えたりしています。
そこに小夜さんも絡んでいますから、桜さんでさえ完全に受け身ですよ。」
「天才レベルって協調性が無いというイメージが有るのだがな。」
「ですね、加奈お嬢さまの存在は大きいです、お嬢さまがいなかったら、藤沢常務と松尾常務、二人の天才が協力するという事は無かったと思います。」
「天才たちはどう協力し合ってるの?」
「松尾常務はすでに首都圏を中心に幾つもの事業展開をしておられますが、それを藤沢常務と小夜さんの協力の下、名古屋圏で拡大しつつ新たな展開も、兎に角稼いで会社は優秀では無い人にも楽しい職場にと考えておられます。
勿論、事業が拡大すれば加奈お嬢さまの所で保護した人達を積極的に雇って行ける訳です。
先日は、暴力団から抜けたい人の受け皿、少年院や刑務所から出て来る人達への支援を…、安川さんの所では比較的罪の軽い人を対象にしていますので、もっと重い罪を犯した人に再犯させないシステムを検討しておられました。」
「女神さまの下に天才が三人集まると何でも出来るのかな。」
「はい、そんな気になってしまいます。
不可能とか出来ないという発想は無く、すぐに少年院や刑務所、暴力団についての調査が指示されていました。」
「そうか…、私達も負けてはいられないが、少年院に関しては化け猫クラブでも検討を始めているんだよ、例えば暴走族から組員になるか更生するか、根性の有る奴が更生すると結構良い仕事をするが、組員になってしまってはな。」
「はい、草食系男子が増え過ぎて社会が弱くなってると話されるお客様がおられました、根性の有る子が少年院から出て来た時が狙い目なのですね。
やはり、加奈お嬢さまの保護下という形にするのですか?」
「それが一番だろうが、保護される事を望まない奴もいそうだな、あっ、うちでも調査を始めているから、藤沢くん達と重複しては無駄になる、連絡は取れないか?」
「お任せください、それこそが私の役目です、今すぐ連絡をしますので少し失礼します。」
「ああ、頼むよ、えっと…、うちの担当スタッフの連絡先は…。」
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