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高松加奈-50 [化け猫亭-12]

「加奈さん、私は社長を退いてこっちに専念する事にしたよ。」
「えっ、杉浦さんはそれで宜しいのですか?」
「世代交代を少し早めるだけさ、会長として残るから問題ない、それより、規模拡大のペースが一気に上がりそうだから、今のスタッフだけでは手に負えなくなる、少し外部から管理職を入れるが構わないか?」
「ですね、京都チームの旗揚げに呼応する形で全国から打診が、管理職をお願い出来る方に心当たりは有るのですか?」
「給料はいらないから協力させて欲しいという人がいてな、富裕層の暇つぶしかもしれないが、起業に大きく成功した人で、成金的に消費するより女神さまに捧げたいそうだ。」
「方向性をご理解して頂けているのでしたら問題はないのですが。」
「来週東京から来てくれるが会ってくれるか?」
「はい、勿論です。」
「ではスケジュール調整をして貰っておくよ。
しばらく人と会う仕事が増えると思うが良いかな?」
「CM撮影やテレビ出演依頼も増えつつ有りますので…、でも、今は最大限に動きたいです、留年しても構いません、就職に影響する訳では有りませんので。」
「そうだな…、だが、女神さまを留年させる程に働かせ過ぎたと有っては、それはそれでマイナスになる。
まあ極力回数を減らす様に指示しておくよ、女神さまご降臨の時、一度に跪かせる人数を増やせば良いんだ。
うん、女神さまには簡単に会えない方が良いだろう。」
「大袈裟ですね。」
「いや、来週会って貰う人は一千万の資金援助をするから十分だけでも会わせて欲しいと言ってきたんだ。
まだ若いが自分の力だけで年収十億、年商ではではなく年収、まあ税金を沢山納めている人なんだよ。」
「私と会う事にそれだけの価値は無いと思うのですが…。」
「彼は価値を感じた、加奈さんは彼に正しいお金の使い道を教えてあげれば良いのさ。」
「そうですか…、少し怖いような…。」
「小夜ちゃんの同族だと考えたらどうかな、結構気が会うかもしれないぞ。」
「化け猫亭でお会いする分には何も問題ないですよね、敢えてこれ以上の予備知識を入れないで、お会いする日をドキドキしながら待つ事にします。」
「スポンサーが増えればそれだけ活動の幅を広げられる、生活保護世帯への支援だって二世帯は寮に入って貰った、母親は出来る作業を出来る範囲内で、中高生の娘たちは沢山の弟や妹相手にお姉さん役をしてくれている、それだけでスタッフの負担が減っているんだ。
報告では、大勢のお母さん達が可愛がっていて、病弱な母親になり替わって遊びに連れ出しもしているそうだよ。」
「費用面はどうですか?」
「今は衣食住すべて無料にしても大した額にはならない、服は貰ったりしているし、おっきいお姉さんの登場に子ども達が喜んでいるから、アルバイトとして給料をあげる様に指示もして有る。
後は部族のリーダー達が上手くやってくれるだろう。」
「京都でも部族を名乗る事にしたそうですが、部族同士の関係はどうなるのでしょう?」
「すでに連絡を取り合っているよ、向こうの寮に余裕が有る内に京都観光を兼ねて遊びに行くが、その時の話し合いで、こちらから何人か支援の為に移住する事も視野に入れている、向こうだって先輩が居てくれたら心強いだろ。」
「そうですね、そうなると、こちらも新たに受け入れる余裕が出来ます。
これから広がっていけば、多くの人達と協力し合って世の中の不幸を減らせるのでしょうか。」
「もう、随分減らせてると思うよ、寮は笑顔で溢れているのだから。」
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