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高松加奈-20 [化け猫亭-09]

「加奈、スタッフの増員は進んでる?」
「ええ、伊藤さんに担当して貰って…、募集条件が悪くないそうで順調みたい、化け猫亭のお客様方から来ている家政婦の要望に対応して行けそうよ。」
「それで儲かりそうなの?」
「今は難しいわ、でも、大きな赤字は避けられそう、店舗の展開も計算してみたら安く済みそうだからね、もっともCAT'S TAILスタッフの存在が無かったら厳しかったでしょうが。
小夜は、安川さん達が新規事業を考えてみえるのは聞いた?」
「そんな話が有るの?」
「社会貢献を考えてみえるのよ、それで、店舗を構えるのなら近くでと話していてね。
近ければ、互いに協力出来るでしょ。」
「想定外ね。」
「そうなの? 小夜に影響されたと話して見えたけど。
弱者を養うための企業という発想が有っても良いって、小夜の言葉でしょ。」
「そんな事を言った気はする、でも、真に受けて起業まで考えて下さるとは思って無かった。」
「力は有っても、収入を増やす事に熱心で無かった人達に目標を作ったのよ。
もう一度自分の力を試したいと、安川さんの奥さんは話してたわ。
資金も力も有る人達が、弱者の為になる事業を展開、勿論CAT'S TAILスタッフやうちのスタッフも係わって、化け猫クラブも動くしね。」
「加奈は凄いな。」
「えっ?」
「私が化け猫亭のスタッフになった頃は…、そうね皆さん真面目な方ばかりでは有ったけど、そこまで社会貢献に対して積極的では無かったと思う、加奈が思い切った提案を皆さんにぶつけた事で、皆さんが考えて下さり、桜さんの事業も動き易くなったと思うの。」
「私は小夜に影響されて…、一般企業に就職するより楽しそうというぐらいなのだけど。」
「加奈はお嬢さまと言う立場を最大限に活かしている、でね。」
「あっ、私を利用するつもりなのね。」
「その、感の良さが…、おじさま方なら全然気づかないのに。
これからマスメディアにも登場して行く訳でしょ、そのついでみたいな形で手伝って欲しい。」
「何を?」
「大した事では無いのだけど、社長令嬢って肩書を持つ友人は加奈しかいないって事。
番組の中で加奈からの情報発信も出来るからね。」
「テレビ?」
「そうでは無いのだけど、ネット上に降臨して信者を増やして欲しいの。」
「それで?」
「知名度が上がれば色々メリットが有るでしょ、収入源にもなるし。」
「う~ん、知名度を上げる事は考えてなかったな。」
「これからマスコミに取り上げられる様になるのだから覚悟は出来てるでしょ。」
「そうね、分かったわ、私は何をすれば良いの?」
「お客様の商品を身に着けたりして、写真や動画に登場してくれれば良いわ、他はスタッフが全部やるから、スポンサーからの報酬が有るから、加奈の会社の一部門という事でどう?」
「真面目にやると更に利益が上がるのかな?」
「ええ。」
「スタッフの給料はこちらで持てば良いのね、組織は? 正社員も雇うの?」
「スタートはCAT'S TAILスタッフにお任せしておいて、加奈が雇うスタッフに出来そうな人がいたら順次交代で良いでしょ。
ウエブページ担当、動画担当、写真担当、SNS担当みたいな形で行くけど、文章は貴女の僕が書くから心配しないでね。」
「僕?」
「うちの大学のCAT'S TAILスタッフは喜んで僕になるそうよ、奴隷でも良いって、私達、学内では有名人みたいなの、加奈の隠れファンは少なく無いのよ。」
「う~ん、少し複雑だわ…。」
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