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猫田小夜-27 [化け猫亭-03]

「中村さんは小説を書いたりされないのですか?」
「えっ、趣味で馬鹿なお話をゆっくり書いてるよ、小説という程立派なものじゃないけど…。」
「そうでしたか、今度読ませて下さいね。」
「それはちょっと…、顔見知りに読んで貰うのはとてつもなく抵抗が有るんだ、でもどうして小説の話を?」
「作家って想像力や空想力で話を作っているのですよね?」
「う~ん、人によっては取材に沢山の時間を掛けるそうだから、単なる空想だけでは無いと思うが。」
「先日のお話しから、鑑定留置、刑法第39条や躁鬱病とか調べてみたのです。
その過程で、北杜夫という躁鬱病を公言していた作家とも出会いまして、想像力、小説家、精神的な問題と繋げて考えています、自殺した作家もいたではないですか。」
「そうか、確かに三島由紀夫は正常な判断力を失っていたとしか思えないね…。
北杜夫は、私も叔母の事が有ったから何冊か読んだよ、う~ん、作品中に精神を病んだ人を描く作家もいるね…、筒井康隆とかは読んだ事有る?」
「いえ、名前は知っていますが。」
「彼の作品は極端なんだ、若者向けに映画化された作品が有る一方で、子どもに読ませて良いのか、という作品が有ったりしてね、ゲシュタルト崩壊という言葉は彼の作品で知ったよ。」
「ゲシュタルト心理学ですね…、困りました、すでに読みたい本が沢山有るのですが、資格試験を考えていまして。」
「それなら彼の本はお勧めじゃないな、小夜ちゃんが必要としている情報はあまり得られないと思うよ、それで、どんな資格を考えているの?」
「まずは司法試験です。」
「えっ、法学部とかではなかったよね?」
「ええ、まずは来年の予備試験に向けてスケジュールを組んでいます。」
「大変そうだな。」
「合格より知識の蓄積が目的ですので必死になる必要は無いのですが、折角ですからクリアしたいです。」
「なるほど、法律に詳しい経営コンサルタントなら頼もしいか、あっ、精神的ストレスの問題も会社経営では目を逸らす事が出来ないと考えて向き合っているのか?」
「はい、少なくとも会社の業務が原因で精神を病んだり自殺という事は有ってはならないです。」
「そうだよな、じゃあ働き方改革関連法案についてはどう思う?」
「そもそも経営者が社員の事を大切に考えていたら労働関連の法律なんて必要無いと思いません?」
「そう来たか…。」
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