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猫田小夜-18 [化け猫亭-02]

「そうだね、他の女の子は政治に関する質問に対して曖昧に答えるけど、小夜ちゃんは、はっきりしてるだろ。」
「檜田さん、たとえ間違っていたとしても自分の考えを持て、というのが父の教えなのです。」
「なるほど、素敵なお父様なのだね、小夜ちゃんの意見は相手を混乱させる事は有っても間違ってないというのが我々の見解なんだ。」
「適当に話しているだけですよ。」
「適当か…、小夜ちゃんはネット上に溢れているコメントって関心有る?」
「たまに見ますよ、人の心理を探りたいと思う事も有りまして…、ただ、恥ずかしい人の多さに悲しくなります。」
「恥ずかしい人?」
「公開されてる事実関係を理解出来ていなかったり、知らない人が適当に書き込んでいるのは、論理的に考える事の出来ない人たちの暇つぶしなので仕方が無いのかも知れませんが…、記事を書いてる人でも情けない人が多くて、新聞社や雑誌の記者とかの肩書で書くならもう少しまともに書けないのかと、よく思います。
私が酔っ払い相手に適当な話をしてるのとは違うのですから。」
「はは、そうだな、コメント以前に記事そのものがな。
ただ、くだらない記事はともかく偏向報道は問題だと思わないか、それによって考え方が偏る人も居るだろ?」
「ええ、自分の主張に対して都合の悪い事から目を逸らした記事が多過ぎます、よくそれで歴史ある新聞社の記者を名乗れるものだと感心する事が有るぐらいです。
そして…、檜田さんは、ネットの普及による情報化社会が、膨大な量のいらない情報に邪魔されていると感じる事は有りませんか?」
「それは有るな、実は普段あまり使っていないツイッターで、キーワード検索というのを使ってみたんだ、そしたら、古い情報や人を貶める様な書き込みが沢山出てきてね、下らないサイトの宣伝なのだろうがね、それで小夜ちゃんに聞いてみたくなったんだよ。」
「便利そうな機能でも、利用者によってその価値が奪われてしまうのですね。
結局、巷に溢れる情報に信憑性は無いというスタンスで向き合うしかないのですが、それは昔から変わらないのかも知れません。
記者自身が偏りなく書いていると思っていても、そこには私的な価値基準がどうしても存在するでしょうし、そもそも価値観は人それぞれですよね。」
「そうだな…。」
「そんな中で自分の価値観と近い人の話には同意、実は思いっきり偏見に満ちていたとしても、その人にとっては正しいのです、世の中に絶対的正解なんて有りませんからね。」
「う~ん…。」
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