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猫田小夜-05 [化け猫亭-01]

「小夜ちゃん、昔の島流しは、無人島では無く普通に島民が暮らしている所へ送られていたんだよ。
色々な事情によって、餓死する人がいれば、島の人と結婚した人や仕送りで生活していた人もいたそうだ。」
「島暮らしが楽し過ぎたら刑罰の意味が無いですね。」
「結局、人それぞれという事じゃないのかな、故郷に帰りたい、家族に会いたいと思っても会えないと大きなストレスを感じていた人が居れば、少数派かもだけど、島暮らしを気に入って馴染む人が居たのかも知れない。
今の刑務所だって、老人ホーム代わりに使ってる人がいると聞いたよ。
喰うに困って窃盗を働いた様な人なら、シャバより楽で楽しい場所なのかもな、刑務所は。」
「そういうレベルの人に過疎地の廃村を復活させる作業をして貰うとかどうでしょう、夢が広がりませんか?」
「ふむ。」
「考えてみれば刑務所の運営って税金で賄われているのですよね、だったら重罪を犯した人は島流し、軽微な人は山奥で、それぞれ働いて税金を納めて貰う、税率は犯罪によって変えても良いですね、殺人とかは税率90%、比較的罪の軽い人は一般人の倍とか。
今現在、刑務所での作業報酬がどうなっているのかは知りませんが。」
「どうなんだろう、ちょっと調べてみるよ、水割り頼むね。」
「俺も。」
「はい、少々お待ちください。」

「法務省のサイトによると、受刑者の作業によって得られた収入は国庫に入るみたいだな。
平成27年度の刑務所作業収入は約40億円なんだってさ。」
「その額が多いのか少ないのか良く分からないな。」
「うん…、受刑者には作業報奨金という形で…、えっと…、平成27年度予算における作業報奨金の1人1月当たりの平均計算額は約5,317円…、月額だぞ。」
「懲役だからな。」
「そっか、そうですよね、自分達の食費とかは自分で稼いで貰わないといけませんものね。
でも、約40億円という事は、刑務所全体に掛かる費用の何%ぐらいなのでしょう?」
「え~っと、平成28年3月末日現在、刑務作業は全国77の刑事施設で約48,000人が就業と有るから…、その人数の食費と刑務官の給料とかを考えたら…。」
「良く分からんが、単純に計算して、せいぜい2割か…、いや、それ以下かな。」
「警察、検察、裁判所、刑務所と犯罪者関係で多くの国家予算が使われているよな。」
「そうですよね、そう考えたら40億円なんて微々たる額、無いよりはうんとましだとしても…、それにしても犯罪は減りそうに有りませんね。
犯罪と言っても色々ですが…、社会秩序を乱す行為と捉えれば良いのでしょうか?」
「そうだな、その辺りを法で定め、それに反すると犯罪なのか…。」
「犯罪行為は昔から有って無くならない、という事は人間の本能に犯罪を犯す要素が含まれているという事かしら?」
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