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猫田小夜-02 [化け猫亭-01]

「いらっしゃいませ。」
「あっ、新人の女の子? 可愛いね。」
「姪の小夜です。」
「マスターの姪か…、う~ん、そう言われてみると微妙に似てなくも無いな…。」
「似て無いですよ、まずは何になさいますか?」
「はは、注文は大丈夫だよ、マスターが勝手にやってくれるからね。」
「常連さんなのですね、何時も有難う御座います。」
「マスターは小夜さんの事、なんて呼んでるの?」
「小夜ちゃんです。」
「じゃあ、小夜ちゃん、俺の事は福山雅治と呼んでくれな。」
「どこかの有名人と同姓同名なのですか?」
「いかんなぁ~、突っ込みが弱いよ。」
「福山雅治さんの事はあまり知らないのです。」
「そうか…、それではどんな事に興味が有るんだい?」
「そうですね、やはり生活基盤の安定でしょうか、今は学生なので小さくバイトを始めましたが、早く自立した大人になりたいと考えています。」
「就職を真面目に考えているんだね。」
「そうでもないです、金儲けの道筋が見つけられなかったら就職という道を考えますが、選択肢は少なくないと信じています。」
「へ~、マスター、面白い娘だね。」
「普通の女の子ですよ。」
「普通ね、普通の女の子が金儲けの道筋とか言うかな?」
「職業選択の幅は広いです、大学を卒業したら就職という固定概念に囚われていてはだめですね。」
「そうだったな、俺はまだ修業が足りんなぁ~。」
「小夜ちゃん、福山さんは、雅治ではなく大五郎さんなんだけど、真面目な女子大生に興味が有るんだ、少し教えて上げてくれるか。」
「へ~、男の人ってエッチな話にしか興味が無いのかと思っていました。」
「小夜ちゃん、マスターから聞いて無かったの、この店はそういう話禁止だって、勿論セクハラ行為は厳禁だよ。」
「お酒を出すお店なので、覚悟の上でバイトを始める事にしたのですが。」
「化け猫亭は健全過ぎるくらいな健全を売りにしているんだよ、そして知的な話が出来る場として人気が有るんだ。」
「そうでしたか、バイト初日のお客様方が品の有る方ばかりだったのは偶然で無かったのですね。」
「私も大学生がどんな研究をしているのか興味が有る、色々な学部の学生の話を聴くと視野が広がる気がしてね。」
「そうでしたか、私の専門では無いのですが、オナガサイチョウという鳥がいましてね…。」
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