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神沢祐樹-118 [高校生会議2-20]

「須田さん、社長を間近で見て、どうだった?」
「も~、今でもドキドキが止まらないわよ、本物の美男美女、オーラが半端なくて緊張を隠すのが大変だったわ。」
「いいなぁ~、でもお話は出来なくても近くで見守らせて頂くチャンスは何度か有るのよね。」
「俺は、隠し芸大会で優勝して握手をして貰うぞ。」
「ふふ、気合いを入れ過ぎているとミスるわよ。」
「皆はこの後どうするの?」
「私達営業メンバーは各自一つ仕事をしてからの観光になるわ。」
「どんな仕事?」
「LENTOのグッズを置いてくれそうなお店にサンプルを見せに行くの、事前にアポは取ってあるからね、そこから柿川フレンズのグッズやCDまで並べて貰えれば嬉しいのだけど。」
「そっか、今日は歌を聴かせて頂いて…、LENTOに関係する仕事なら、とてつもなく手伝いたい気分だけど。」
「私も同じよ、社長は社内恋愛推奨だからと、独身メンバーはカップルで行動する事を勧めて下さったわ、私は大して役に立たないけど誰か連れてってくれないかしら。」
「須田さん、俺とどうだい、LENTOファン同士仲良くしようよ。
俺達は単に売り上げを伸ばすだけでなく、このエリアに注目を集める事も考えているから、その辺りを知って欲しいんだ。」
「お願いします。」
「では、他も適当に分かれて仕事、後で落ち合って町を散策しましょうか。
でも、気が合ってしまったカップルの邪魔はしないわよ。」
「そうだな、隠し芸大会に命を懸けてる人は、その準備を頑張って貰うとして、同じ会社の同僚と言う以前に、LENTOファンと言う共通点が有る、絵美お嬢さまが出会って間もない頃の祐樹社長に掛けた言葉と言えば?」
「お友達になって下さいますか、でしょ、お二人のシーンを思い描いただけでドキドキしてしまうわ。」
「はは、ではみんな友達になってくれるよな。」
「もちろん。」
「もし、荷物持ちをして下さる方がみえたら、持参するサンプルを増やせるのだけど。」
「俺を指名だね、この体格は見掛け倒しじゃないって事を証明して上げるよ。」
「しまった、二十キロのダンベルとかもグッズにしとけば良かったな。」
「はは、二十キロのダンベルなんて、そもそも需要がないだろ。」
「特注で五個ぐらい作って持たせてやるよ。」
「ふふ、スポーツが趣味なのですか?」
「はい、バスケやってます。」
「へ~、実際にバスケやってる人から見て、祐樹社長のロングシュートはどうなの?」
「絶対ノーマークに出来ない怖い存在ですよ、部のマネージャーから聞いた成功率は人間離れしています。
ただ、さすがにまだ高一、対戦相手が冷静だったら、簡単にはシュートを打たせなかったでしょうね。」
「祐樹社長の感想は、相手が怖かった、でしたが…。」
「怖いと思いますよ、優勝候補が格下に負けそうになって必死でしたから。」
「そうよね、まだまだ私達が守って差し上げねばいけませんわ。」
「ああ、でも、何なんだろうな、変な意味で無く、ただ単純に好きなんだよな社長の事が。」
「分かるわ、小学生の頃から見て来たからかしら、本当に特別な存在なのよ。」
「ふふ、続きは後にしないと、きりが無いわよ。」
「だな、ファンクラブの会合は夜までお預けにしよう。」
「はは、最強のファンクラブだよな、須田さんなんて完全に転職なんだろ。」
「ええ、迷わず決めました、何と言っても…。」
「はい、そこまでだ、いい加減にしないと祐樹社長をお見送りするタイミング、外すだろ、忘れてないだろうな。」
「あっ、まずい、時間は?」
「まだ間に合う、まずお見送りしてから仕事の準備だ。」
「あ~、カメラカメラ…。」

「間に合ったな。」
「間に合ったね。」
「俺達、優秀な社員だよな。」
「ええ、実績上げてるわよね。」
「社長も褒めて下さったぐらいだぞ。」
「お前、息を切らしてないか?」
「お前こそ。」
「あっ、出て来られた。」

「せーの。」
「社長~、いってらっしゃ~い!」
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