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神沢祐樹-114 [高校生会議2-20]

「千恵は工場見学に対してどう向き合う?」
「えっ、どうと言われましても、製造風景を見学させて頂いて…。」
「絵美、秘書としてはこの程度の理解で良いのかな。」
「どうでしょうか、私達とは立場が違いますので。」
「あ~ん、仲間外れにしないで~。」
「はは、では仲間になって貰うために、少し解説して上げよう。」
「お願いします。」
「漠然と工場見学をしても多分疲れるだけだと思うんだ、社交辞令ばかりでね。
そこで、自分達はテーマを幾つか用意してみたんだ。」
「千恵、例えばね、機械化が進む事によって雇用の場が減少し過ぎないかというバランスの問題が有りますでしょ。
それから、工場の労働環境が労働者にとって負荷の大きいものになっていないか。
労働者が満足してるかどうか。
工場が周辺の環境に与える影響。
でも、原料の入荷、製品の製造過程、出荷、その全てが効率良くなされているのかどうかも気になりませんか。
訪問先はまだ遥香システムに慣れてないみたいなので、私達なりに改善点を探り提案させて頂こうとも考えているのです。」
「あっ、御免なさい、適当に済ませて白川社長に喜んで貰うだけの訪問かと思っていました。」
「はは、そんなの面白くないだろ、簡単ではないけど、自分達の目で見て改善出来る事に気付けたら楽しいと思わないか?」
「で、でも…、そのスタンスで今後のスケジュールをこなしたら、お二人が息を抜ける時間、とても少なくなってしまうと思うのですが。」
「そうかな、社員達との食事会ほど、気を遣わなくて良いだろ。」
「う~ん、良く分かりません…。」
「工場見学は所詮、他社のイベントだから気楽に楽しめば良いが、社員とのイベントはこれから会社を強く出来るかどうかが掛かっているからね。」
「う~ん、私は何を準備しておけば良かったのでしょうか?」
「よその秘書は分からないが、うちの秘書達は情報収集と整理をしてくれている。
会社によっては別に部署を設けているのかも知れないけどね。
但し、千恵に気を付けて欲しいのは役割分担をしているという事を理解し、自分でやり過ぎない事だな。
今回の工場見学担当は、先方から基本的な情報を受け取って簡単に整理してくれた。
俺達がもっと細かい情報を要求すれば、その様に動いてくれるだろうし、なければ自分なりに確認するだろうね。
見学の時は一緒に行動してくれるから、アドバイスを貰うと良いよ。」
「分かりました、スケジュール毎に担当がいましたね、あ~、少し緊張感が足りてなかったです、私。」
「はは、千恵が緊張してるとこっちがくつろげないから、今回はリラックスして先輩方の行動を見ていれば良いんだよ。」
「は、はい。」

「社長、高見さんからお電話が入っておりますが宜しいでしょうか?」
「あっ、もうそんな時間なんだね、お願いします。」
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