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神沢祐樹-112 [高校生会議2-20]

「千恵の旅行日程は?」
「全てお任せにしたら全行程同行させて頂く事になったわ、元から大した予定はなかったし、親は大喜びしてたのよ。」
「家庭では厄介者だったのか…。」
「ち、違うわよ、学べる事が多いだろうからと…、でも食費は浮くのかな。」
「研修のテーマは?」
「秘書の役割なんだけど奥が深いのよね、これまでの研修結果を受けて少し実習をさせて頂く事になってるわ。」
「千恵ならどんな仕事でもこなせそうだね。」
「え、そ、そうかな…、そうだと良いな…。
ねえ、今回は、壮大な社員旅行なんでしょ、どんな感じになるの?」
「うん、まずは、今まで会社の礎を作って下さった方同士の交流だね。
ほとんどの人は、もう一つの所属先や自宅で作業を進めて下さっているから、社員同士が顔を合わせるのはイベントの時とか限られているんだ。
遠方から家族旅行の一環として参加してくれる人もいるからね。」
「ほんとに多額の費用が掛かりそうなのね。」
「半分は仕事だから、費用は旅行関係で稼げると思うよ。
まず、今回の旅行そのものをレギュラー番組だけでなく、特番の形で取り上げて制作する事になってる、千恵は油断した表情を映されない様に気を付けなよ。」
「き、気を付けるわ。」
「それから、ホールが押さえて有って、社員を観客にしたライブを開く。
観客はエキストラでも有って、全員同じ衣装を身にまとって貰いDVDの映像に使う。
ライブ映像を観客の都合ではなくカメラの都合で撮影出来るのがメリットで、映像の一部はCMでも使う事になっているんだ。
俺達は、今までの感謝の気持ちを込めて歌わせて貰うけどね。」
「社員サービスでも有るのね。」
「ああ、俺達がライブで歌う機会は多くないだろ。
もう一本同じ会場で一般向けのライブを行うけど、チケットが発売後即完売したのは希少価値有っての事なんだ。」
「完全にお仕事なのね…。」
「でも社員には交代で観光して貰うよ。」
「グッズの販売とかもするの?」
「もちろんさ、チケットを手に入れる事が出来なかった人にも喜んで貰えそうなミニイベントを、現地の放送局絡みで企画してるしね。」
「グッズの販売は社員が?」
「うん、自分で企画したグッズがイベント会場でどの様に売れているのかいないのか、自分で確認出来るだろ、今回は柿川とは違う場所での対面販売、それでどんな商品が売れるのか見てみたいのさ。」
「通販でもかなり売れているのでしょ?」
「ああ、でも通販と対面販売では売れ筋が違うんだ。
今回の旅行を通して、このエリアに販売拠点を作る事も考えていてね、観光地にグッズのショップを置いて、その周辺で撮影した映像をDVDに入れれば相乗効果をもたらして、地域経済にも僅かながらでも貢献出来るのと思わないか?」
「今の売れ行きだと聖地化する可能性が有るわね。」
「ああ、それを狙って社員達は観光の合間に現地調査とかを計画しているよ。」
「お仕事なんだ。」
「でも普段の仕事とは場所も内容も違うから新鮮なんだってさ、だらだら遊ぶより楽しいかもって。」
「そういう人達なのね…。」
「それと、もう一本、真面目な番組の取材が俺達の工場見学にも同行するんだ。」
「どんな番組?」
「話題の経営者を紹介する、みたいな。」
「固そうな番組なのね。」
「多分な、でも今まで見せて来たのとは違う、別の一面を紹介してくれる事になっているんだ。」
「そうよね、色々な事を完璧にこなしてしまう祐樹くんの姿は…、ふふ、旅行が楽しみだわ。」
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