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神沢祐樹-109 [高校生会議2-19]

「祐樹くん、例の課長、移籍が決まったそうだね。」
「はい、早く決断をして頂けて嬉しいです。
それで、次の研修は、あそこの部長職を経験したいのですが如何でしょう。」
「何か企んでいるのか?」
「ええ、あの部長はまだ遥香システムを使いこなせていませんので、その研修ついでに。」
「分かった、それでどうすれば良い?」
「システムの部長権限を自分ともう一人…、そうですね、部長研修サポートという名称でお願いします、高見さんの名前は一応隠しておきたいですから。」
「分かった、手配しよう。
方向性は…、いや結果を楽しみにさせて貰った方が良いのかな。」
「そうですね、結果は保証出来ませんので。」
「その割には自信たっぷりだと感じるが、ここはお手並み拝見とさせて頂くよ。」
「そんなに大した事では有りません。」
「祐樹さま、社長室へ行きますか?」
「ああ。」

「ミッションをスタートさせるという事で再度確認しましたが、この部長は一見沢山の指示を出している様に見えて中身が無いですね。」
「だね、これでは無駄なだけだ、現場研修で確信していたけど。」
「祐樹さま、高見さんが部長研修サポートという肩書で、この部署の再構築に成功したら、部長としてお返しするのですか?」
「そこは、今後の判断だろうが、ほんとの成功は次の部長を決めて、その部長が正しい判断の下に仕事を進めて行ける環境を作る事だろ。
そこまで出来る人だったら、安心して俺達の足元を任せられる。
逆に、本人が且つての職場の部長になって仕切りたいというレベルで、次を任せられない様な器なら移籍希望が出たとしても、元の部には戻さず別の部に配属して貰うべきではないかな。
ただ、高見さんに戻る気は無いと思うよ。」
「面接時の感触が良かったのですね。」
「ああ、うちの幹部社員は全員現場実務の監督中心で、大きく全体を見渡せる立場の人が少ないと思うんだ。
会社組織を考えたら、俺達が遊んでいる時でも、会社全体をしっかり見守っていてくれる人が居れば安心だろ。」
「お任せしたいです。」
「うん、彼に足りなかったのは、高い役職、組織内に於ける地位だった。
彼が、バランス感覚を忘れない限り大丈夫だろう。」
「今後の流れはどうします?」
「高見さんには、あの部署の改革を進めて貰いながら、我が社の全体像を理解して頂く。
社内全体を把握する常務取締役としての研修からかな。」
「今の部長はどうしますか?」
「お義父さんと相談して適当な役職を探してあげないとね。」
「どうしてああいう人を部長職にしたのかしら?」
「威張るのが上手だったのと良い部下に恵まれていたからじゃないかな。」
「あっ、何となく納得しました。」
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