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神沢祐樹-108 [高校生会議2-19]

「神沢社長、今日はお招き下さいまして有難う御座います。」
「いえ、お忙しい所、お呼びだてして申し訳ないです。」
「神沢社長が指摘して下さったお陰で、部下は少し楽になりそうです。
学校帰りの僅かな時間と遥香システムだけで、部内全体を把握されて…。
今まで社長としてのお力はあまり伝わって来ていませんでしたが、改めて絵美お嬢さまに相応しいお方だと思いました。」
「でも、今回の事は高見課長にとって、決してプラスにはならないのでは有りませんか?」
「えっ?」
「課長の部内に於ける立場は如何です?」
「…、えっと…、どこまでお見通しなのでしょうか?」
「それは言わぬが花という事で、それより、うちに来て下さいませんか、常務取締役というポストを用意させて頂きました、ヘッドハンティングですよ、ちなみに白川社長は高見課長の判断に任せるという事で了解済なんです。
うちはこれから大きくしていきますので優秀な人材を必要としていまして。
業務内容は自分達の研修時にお話させて頂いた通りで、高見さんの活躍する場は少なく無いと思います。」
「急な事で…。」
「研修中にデータを拝見させて頂いたり、課内の方から話を伺いましたが、高見課長は頭を押さえつけられて、思う様に動けていないのではと感じました。
自分はまだ未熟ですから社長と言っても支えて下さる方を必要としているのです。
すぐに、とは申しませんが考えて頂けないでしょうか。」
「は、はい…。」
「給与は、すぐに大幅アップとは行きませんが、取り敢えず今よりは上がります、具体的にはうちの担当と相談して頂く事になりますが。」
「えっ、岩崎標準で決まっているのでは無いのですか?」
「いえ、取締役ですから事情が違います、ただし逆に岩崎標準ですから役員報酬は最高レベルでも他社と比較すると見劣りします。」
「こ、こうしてお話を聞かせて頂くと…、神沢社長は怖い様な…、いえ、噂で聞いていた以上の…、私の事をお見通しというか…、私も部下の列に加えて下さると言う事なのですね。」
「はは、部下なんて考えなくて良いですよ、高見さんに対して自分が直接指示を出す事はほとんどないと考えていますので。」
「いえ、神沢社長について行きたいです、お願いします。」
「では、我が社に?」
「はい。」
「有難う御座います、奥さんと二人のお子さんに同意していただけましたら、人事課へお願いします、辞表とかを提出する必要は有りません、転職までのステップは両社の人事課で処理しますので移籍日を決めて両社の歓送迎会を楽しんで下さい。」
「えっと、引継ぎとかは?」
「遥香システムを使いこなしてみえましたから簡単だと思いますよ。」
「あっ、そうか…。」
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