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神沢祐樹-104 [高校生会議2-19]

「あっ、お義父さん、お帰りなさい。」
「おお、祐樹くん、土曜日は大活躍だったね、昨日も今日も君の話題で持ち切りだったよ。」
「予想以上に上手く行きました。」
「バスケの試合、祐樹くんが登場してからの映像を全部見たいという人が多くて、中にはテレビ局に圧力を掛けるという人もいたよ、全部録画されているのだろ。」
「はは、そういう事だったのですね、局から連絡が有りまして深夜に放送する方向で話を進めているそうです、地方大会の決勝でも準決勝でもない試合なのですが。」
「需要が有ると判断したのだな、作られたアイドルより結果を残したスポーツ選手の姿は魅力的だ、バスケでも一流選手になれそうだね。」
「いえ、相手がこちらの事を知らなかったから成功しただけで、プレッシャーを掛けられたら全然ダメなんです、必死に向かって来る相手チームの選手が怖くて…、極めるならもっと平和なスポーツが良いです。」
「はは、体格差はどうしようもないのか。」
「ええ、体力トレーニングはほどほどに、というのが祖父が決めた家訓ですし。」
「なるほど、知力で勝負しろという教えな訳か。」
「バランスを考えての事だと思います、スポーツ選手を目指す様な家系では有りませんので。」
「学者や研究者が多いそうだが、祐樹くんみたいに芸能関係もこなせる人もいるのかね?」
「趣味で音楽や美術に取り組んでいる親戚は多いです。
テレビで下手な歌を披露してしまったら、身内からバッシングを受けかねません。」
「それはプレッシャーだな。」
「今の所は応援して貰っていますので…、でも下手に慣れてしまって雑になる事が無い様に気を付けたいです。」
「うむ、初心忘るべからずだな。
ところで、CM出演を検討させてるという社長が何人かいるが、実際に依頼は来てるのか?」
「ええ、何本か来ていまして、内容を検討して貰っています。」
「そうか、でも安売りは絶対するなよ、相手は話題性の有る新人と考え、費用対効果を最大限にしようと交渉して来るだろうが、安く沢山出演してしまうとマイナスになり兼ねないだろ。」
「はい、早く飽きられてしまいますし、時間的にも大変ですものね。」
「今受けるギャラが高いと、それが今後の基準になると思うがどうだ?」
「所長は強気に行くと話していました、LENTOのCDやDVDが売れていますので。」
「うん、それで良い。」
「最近、音楽番組からの出演依頼も来始めているのですが、お義父さんはどう思いますか?」
「そう訊ねるという事は、積極的に出演して行く事を躊躇っているのか?」
「はい、五分の出番に対して長時間拘束されそうな番組も有りますから。」
「ギャラにもよるだろうが、新人歌手ではな…、一流アーティストと交流出来るとか、二次的なメリットがどれぐらい期待出来るかも考えるべきじゃないのか?」
「その辺りが全く分からないのです。」
「ならば一回経験してみて、掛かった時間、得られた経験値などを総合的に判断して、それ以降を考えたらどうだ。」
「そうですね…、今は声を掛けて頂けても、それが何時まで続くか分かりませんし、絵美、一本出てみようか?」
「はい、柿川フレンズのLENTOとして、例え五分の出演で有ったとしてもアピールしてみましょう。」
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