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神沢祐樹-102 [高校生会議2-19]

「祐樹さん、柿川フレンズのメンバーにクラシック系の人は少ないのね、少し残念だわ。」
「はい、難しい一面が有りまして…、普段クラシックの名曲を聴くとなると名演奏家のCDではないですか、ですから生演奏というプラスの要素を加えても、セミプロレベルではハンディが大き過ぎるのですよ。
ただ、音大の学生から、経験の場が欲しいのでノーギャラで良いから柿川フレンズに参加させて欲しいという声が届いていまして、今、検討して貰っています。」
「そうなの…、力の有る子を見出して応援して行く体制が作れたら面白いかも知れないわね。
音大生の事情は聞いた事があるのよ、人前で演奏する機会が少なくて経験値を上げにくいとか。」
「はい、その回数が柿川のアマチュアバンド以下だと嘆いていたそうです。
クラシックの生演奏にどれぐらいの需要が有るか、またどれぐらい需要を作り出せるのか、オーデションの結果を見て、考えて貰う方向で進めています。」
「LENTOの子ども向けなら、バックは学生ぐらいでも大丈夫じゃないの?」
「微妙なんです、子どもにこそ本物、質の高い演奏に触れて貰いたいという思いが有りまして。
自分達の力はまだまだですが、色々な形で音楽を好きになって貰う、そのきっかけは作って行きたいと考えているのです。
オーデションの結果、自分達がイメージしているレベルに達して無かったら、やはりプロにお願いしたいです。」
「そうね、絵美には一流の演奏を聴かせて来た、その結果が歌に出始めているのかも知れないわ。」
「大人だと国際コンクールで賞を取ったとか権威によって演奏家を判断する人もいますが、子どもは良いと思ったら良い、退屈だと感じたら退屈なのですよ。」
「ふふ、そういう経験が有ったの?」
「ええ、まあ少し状況は違いますが…、小学生の頃、バイオリンを教えている先生なのに、チゴイネルワイゼンをまともに弾きこなせていない人の演奏を聴かされた事が有りまして…、自分は耳を塞いで帰りたいと…、お袋にバツの悪い思いをさせてしまいました…。
お袋は未だに笑い話の様に話すのですよ。」
「そんな子だとしたら、小学校の音楽は騒音じゃなかったの?」
「はい、我慢という言葉を覚えました、そのはけ口が児童合唱団だったのかも知れません。」
「結構レベルが高いものね、柿川児童合唱団も柿川フレンズに入れたらどう?」
「いえ、彼等の出番は今でも結構多いので無理が有るのです、ただ、今は退団して市民コーラスに参加している中高生から選抜してという動きが有りまして、その様子を見ているところです。」
「それなら、中高生のコーラスをバックに歌うLENTOという構図はどうかしら。」
「そうですね…、今から準備して卒業ソングの時期に合わせるとか有りでしょうか。」
「祐樹さま、卒業ソングだけでなく、入学とかを題材にした曲は如何です?」
「そうだね、新入生を迎えるとか…、卒業ソングと違ってすぐに思い浮かぶ曲がないから新鮮で良いのかもな。
自分達でも曲作りに挑戦しつつ、プロにも発注しようか?」
「はい、分かれの卒業、出会いの入学、進学に夢と希望を持って頂ける曲を届けてみたいです。」
「今からなら余裕を持って準備出来そうだな…、う~ん、やっぱり中学から高校って流れをメインに大きなストーリーを作って…。」
「テーマを変えて数曲…、組曲とか、合唱曲集みたいな形に、でもソロやデュエットでも歌えるとか。」
「はは、欲張りだね…、それならもっと欲張ってさ、入学に限定しない、ようこそ、とか、よろしくお願いします、ってのも有りだね…、子ども向けの第二集には小学校卒業や入学関連の歌も入れようか。」
「はい。」
「あなた達、CDを何枚作る気なの?」
「そうですね、カバーアルバムに入れる候補の曲は、かなり準備が進んでいます。
夏休みに集中して録音に取り組めば三枚ぐらいは…。」
「後は祐樹さまとの楽しい曲作り次第なのですよ、お母さま。」
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