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神沢祐樹-30 [高校生会議2-11]

「この店だよ、濡れているから足元に気を付けてね。」

「こんにちわ~。」
「いらっしゃい、皆さんお待ちかねですよ。」
「あれっ、随分早かったのですね。」
「雨で、予定していた屋外イベントが中止になったそうよ。
今日は貸し切りだからゆっくりしていってね、もちろん美味しい食事も。」
「そうでしたか、さ、みんな奥へ行こうか。」

「高校入学おめでとう~。」
「有難う御座います、え~本日は…、って、ご挨拶必要ですか?」
「はは、大丈夫だよ、白川さんのお嬢さん以外は市民コーラスで一緒だったしな。」
「よっちゃんと、真由ちゃんは私のアルト仲間よ。」
「松永さん、お久しぶりです。」
「吉松社長は白川社長をご存知の様ですが、こちらが白川絵美です。」
「宜しくお願いします、この地へ越してまいりましてまだ日も浅く、また初めての共学校に戸惑いながらも皆さんに助けられて、楽しい高校生活をスタートさせて頂いております。
本日は親しい方々のお集りに私の様な者の参加を許して頂き有難うございます。
未熟者ですが今後ともよろしくお願い致します。」
「丁寧な挨拶を有難うね、君のお父さんの会社とは取引関係が有って、お父さんとはたまにお会いするんだよ。」
「私も何かのパーティーで…、奥さんも美人だったが娘さんも負けず劣らずだね、噂が広がる訳だ、こちらこそよろしく頼むよ。」
「優香ちゃん情報によれば、千恵ちゃんが祐樹くん達を生温かく見守る会会長になったそうだね。」
「多田社長まで優香のフォロワーという事はないですよね?」
「はは、何時も楽しみにしてるよ、君が何をしてるか分かるし、優香ちゃんのお陰で若い社員とのコミュニケーションもばっちりだよ。
千恵ちゃんは、どうしてまた会長就任を決意したんだい?」
「そうですね、絵美がピュアで可愛くて…、祐樹くんに付き合って下さいと言って断られた人は大勢いるけど、お友達になって下さいますか? とお願いしてお友達になったのは彼女だけですから。」
「盲点よね、付き合って下さいと言って友達にもなれないのと、初めから多くを望まず友達からって。」
「なるほど、祐樹も断る理由はなかった訳だ。」
「はい、女の子達とは距離を置くようにしていましたが、友達なら良いかと、高校生になりましたし。」
「周りが騒がしくなる前に、生温かく見守る会というのは良い判断だと思うわよ、千恵ちゃんのやさしさね、祐樹くん達を生温かく見守る会はファンクラブになるのかしら?」
「いえそこまでは考えていません。」
「グッズを売って儲ければいいのさ。」
「あなたはすぐお金儲けに結び付けるから。」
「でも悪い事ではないと思います。
祐樹さまのファンクラブがどれほどの利益を生みだすかは未知数ですが、小さな取り組みでも集まれば経済活動がより活発になります。
収益を上げる際に嫌な思いをする人を出さない事、得られた利益を貯め込まない事に気を付けるのであればむしろ良い事かと思います。」
「その通りだ、お前より、白川さんの方がよほど経済を分かっているよ。」
「あら、お綺麗なだけではないのね。」
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