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神沢祐樹-27 [高校生会議2-11]

「絵美、結構大勢来てるだろ。」
「ええ、高校生会議のイベントは何時もこんなに盛大なのですか?」
「そうだね、遥香さまが高一になられたばかりの頃は、今よりうんと小規模だったそうだよ。
それが遥香さま効果で規模が拡大したんだ、最近は近隣の支部からも集まって来るからね。
今日は高一中心だから少ない方だよ、別のイベントでは制限なく入場できるものも有るからね。」
「祐樹くん、まずは大学入試関連よね。」
「ああ、こっちだ、千恵は進学どうするの?」
「まだ全然考えていないわ、だからスーパー特別推薦の説明に付き添うわよ。」
「有難うね。」

「…、新入生の君達が関係する入試では今までとは変更され、異なる点も有りますから注意して下さい。
まず、受験申請は高二の四月、高一の成績と部活などの活動実績を添えて提出して貰います。
この時点で一次審査を行い、成績が大学側の想定に届いていない方は不合格となります。
五月から九月の間に面接とグループワークを行います。
日程は選べる様になっていますが、一次審査の成績上位者優先、希望通りにならない場合も有りますのでご了承願います。
この結果を踏まえて二次審査となります。
二次審査を通過された方は、公開され推薦人の受付が始まります。
ここで気を付けて頂きたいのは、推薦者にとって書類作成は大きな負担になるという事です。
また合格確定の段階で推薦文は公開され、そこに虚偽の内容が有れば推薦者の信用は落ちますし、万が一合格者が不祥事を起こした場合は推薦者に大きな迷惑をお掛けする事になると考えて下さい。
このスーパー特別入試制度は、高校生で有っても社会人として大人として認める事の出来る人の為に有る、という事を忘れないで下さい。
高二、三月の段階で三次審査の合否判定が出されます。
その合格者は大学関係者と連絡を取り合いながら高校生活を過ごして貰います。
余程の不祥事や学業不振がなければ、特別推薦一般推薦と同時に正式合格となります。
具体的な日程などは追って発表されます、岩崎学園大学入試に登録しておけば色々な情報がメールで届きますので活用なさって下さい。
この後は、実際にスーパー特別推薦で合格した先輩方を交えて質問を受け付けて行きます。」

「先輩に伺いたいのですが、この入試制度を体験してみて大変だと感じましたか?」
「では私から、えっと、合格した人で大変だと感じた人は少ないと思います。
無理していた人は二次審査で不合格になっていました。
合格した人達はグループワークを楽しんでいた人ばかりです。
また二次審査で不合格になった人には、この入試制度の趣旨を正しく理解していない人がいました。
社会の中で自分の力を発揮し社会に貢献したいという気持ちがなく、単に早く大学に合格したいだけの人はまず合格出来ません。」
「高一の成績というのは学年順位とかも関係しますか?」
「学校間格差は考慮されます、自分は学年五十位ぐらいで通りましたが、他校では学年三位の人が学力的な問題で落ちたと聞いています。」
「社会貢献というのは福祉関係とかそういったボランティア経験が必要だという事でしょうか。」
「ボランティアとして構えずに、積極的に社会と係わる、そうですね高校生会議のスタッフとして活躍する気持ちが有れば…、まあ入試の為に頑張るというのは邪道ですが、活動を通して成長出来るのであれば悪い事では無いと思いますね。」
「推薦して下さった方に対してお礼はどの様に?」
「金銭的なお礼は禁止されています、三次試験合格後しっかり学ぶ事、受験勉強では得られない事を体験する事が、推薦者の方に対するお礼だと思っていました。
私は今でも推薦して下さった方に感謝しながら学んでいます。
推薦して下さった方にご挨拶の為伺った時、本代の足しにしなさいとお小遣いを頂いたというのは私だけでは有りません。」
「間違ってもお金で推薦を買う様な真似だけはして欲しくないです、折角の制度を汚す事になるからね、まあそう考える人が合格する確率は低いと思うけど。」
「グループワークというのは具体的に…。」

「結構色々な話を聞けたわね、祐樹くん、私もスーパー特別推薦目指してみようかな。」
「千恵は先輩方の言葉に刺激を受けたのか?」
「ええ、高校生活を真面目に楽しめば私にもチャンスは有りそう、祐樹くんは友達として手伝ってくれるでしょ?」
「はは、もちろんさ。」
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