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板垣千景-04 [高校生会議2-05]

残りの夏休みはとても楽しかった。
告白されてみて、私が自分で思って以上に彼の事が好きだったのだと気付く。
その誠にいちゃん…、誠はすぐ我が家へ挨拶に来た。
まあ両親ともに顔見知りだった訳で…。
あっという間に、うちで夕飯を食べて行く程、我が家に馴染んだ。
うちに来る時の手土産が野菜だったりするのは、ご近所さん故の事か…。
夏休み中、二人でよく出かけたが、遊んでばかりではない。
夏休みの課題は苦手な理数系を教えて貰って早目に終わらせた。
そして、政治研究会のミーティングにも何度か参加した。
私が二度目に参加した会では。

「千景、今回は大人中心だからね。」
「うん…、この部屋?」
「ああ。」

「おお、誠くん、いらっしゃい、今日は彼女同伴かい。」
「こんにちは佐竹さん、こっちは千景、板垣千景です。」
「よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくな、もう直ぐ始まるからちょっと待ってて。
お~い、お嬢様に飲み物頼む~。」

「では始めます、今日の学習会は政治の現状を分析するというテーマです。
今回初めてという方も遠慮なく発言なさって下さい。」

討論は現政権の問題点や野党の情けなさなどが中心、特に気になる発言はなかった。
「え~っと、今回は珍しく高校生が参加してくれました…、女子高生の目から見て今までの話はどうでしたか? 板垣さん。」
「はい、私は女子高生の代表では有りません、私個人の考えという事でよろしいでしょうか?」
「あっ、失礼しました、お願いします。」
「皆さんの討論を聞かせて頂くまでもなく、大きな問題は投票したくなる様な国政政党が無いという事だと思います。
ですから国政政党を目指して準備中の、みどりの風に期待するしか無いと考えています。
私がみどりの風に期待しているのは、岩崎雄太社長のお考えに沿って企業人が係わっているという事です。
既存政党の議員たちは一つの党内に派閥が有ったり考え方が違っていたり、酷いと全く違う考え方の人が選挙目当てで同じ党に所属というおかしな事になっています。
国政政党みどりの風は岩崎の価値観に沿って、一つの企業体の様な形で運営されると信じています。
党内に反対意見が出る事も有るでしょうが、それは話し合いで一本化され一丸となって運営して下さるでしょう。
会社組織が意思統一なされていないと良い仕事が出来ないのと同じ理屈、当然分かっていらっしゃる方ばかりだと思っています。」
「みどりの風が国政政党を目指している事はどの程度?」
「最近知ったばかりですので調べ始めたばかりです。
岩崎高校生会議第十七支部、政治研究会には所属したばかりですので、今後ご指導お願いします。」
「いや、こちらこそ…、はは、今時の若いもんはって、定番のセリフが有るが、うちの高校生達はホントに頼もしいね、今年の一年生は特に優秀な人が集まっていると感じていたが、こんなにも可愛らしいお嬢さんがしっかりしていて、誠くんが焦る気持ちが分かるよ。」

会場の人達はそれなりに私達の事をご存知だった様で少し恥ずかしかった。
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