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連雀小夜子-05 [高校生会議2-03]

私の倉庫現場実習が始まる頃、剛太さんに関する噂が広がった。
彼は夏祭り打ち上げの場で彼女候補を三人に絞ったそうだ。
三人とも彼女だとか、高校の違う一人はかなりの美人、一人はかなり可愛いとか、色々な情報が飛び交っている。
私が、そんな話を聞いても冷静に噂話として楽しめる様になったのは、夏祭りの打ち上げで男の子達とも盛り上がれたから。
男子からは、でぶネタでからかわれるぐらいで、相手にもされなかったという暗い過去を持つ私。
それが、私の体型変化に注目が集まって…、嬉しかったのは、ダイエットはきつく無いのかとか、拒食やリバウンドを心配してくれる男の子達がいた事。
まだまだ太目の私だが、それでも女子扱いされる様になって、真純には感謝しかない。
倉庫実習で、その真純リーダーは…。

「みんな今日は来てくれて有難う。
経験者が多いけど、久しぶりの人はベテランの人から変更点の確認を受けてね、手順を守ればミスはない筈だから真面目にお願い、でも、だらだらやっていては作業効率が悪くなる、バランスを考えて給料分は働いて帰ろうね。」
「はい。」
「私はDエリアの三列目あたりで新人研修をしています、何か有ったら声を掛けて下さい。
では、作業分担に従って開始お願いします。」
「はい、お願いします。」
「では、小夜子、ついて来て。」
「はい。」

真純は二十名程の高校生に指示を出していた、三年生の先輩も数名いたが気にしてないみたい。
私は作業をかなり丁寧に教えて貰った。
重いものを扱う訳でもなく私でも出来る作業、だが以前の私だったら途中で投げ出したくなったかもしれない。
自分でも体が軽くなって集中力が高くなったと思うし、作業通路の幅だってしばらく前の私には向いてない。
初日は慣れなくて充分な作業が出来なかったと思う、それでも真純は合格点をくれた。
倉庫での実習は計五回、慣れて来ると結構楽しかった。
一緒に働いた内の半分ぐらいの人達はノーミス、高効率を目指して競い合っていた。
五回目にはその彼女達の記録に少し近付けて自信に。
正社員の方々ともダイエットねたで盛り上がった。
大人との会話がスムーズに出来た事で、自分が少し大人になった気分。
真純に励まされながらも、真面目に取り組んで来て良かったと思う。
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