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連雀小夜子-01 [高校生会議2-03]

私が高二になった四月、優子先輩の弟さんが入学して来た。
姉御と呼ばれる先輩とは違いナイーブな感じのする超美形。
もちろん女子生徒達の注目の的だけど男子生徒も先輩面して近づいている。
超美少女も入学して来たけど、そちらは見るだけで近寄り難いみたい。
朝の教室、真純から声を掛けられた…。

「小夜子、何、にやついてるのよ、何か良い事でも有ったの?」
「登校の時、剛太くんを見かけたの、今日は良い一日になるわ。」
「良いよね~彼、テレビで見かけるアイドルが霞むわ~、あれで頭も良いなんてね。」
「やっぱ彼女にも知性を求めるのかしら。」
「はは~ん、小夜子は彼氏にしたい派なのね…。」
「何、それ?」
「弟にしたい派と、彼氏にしたい派に分かれているのよ、私は彼氏がいるから弟にしたい派だな~。」
「真純は良いよなぁ。」
「それより、会社実習の希望は決まった?」
「あっ、そうだった、申込書は…、ちょっと待って…。
はい、お願いね。」
「うん、製造業中心なのね。」
「親とも相談してさ、私、頭良くないから、難しい仕事は出来そうにないと思うの。」
「工場勤務でもミスが多かったり真面目で無かったらやって行けないわよ。」
「真純は一年生の時に経験したんだっけ?」
「ええ、高校生会議のスタッフはみんな色々な業種を体験させて貰ってるのよ。」
「大学に行くんでしょ、製造業の現場に就職する事は無いんじゃ?」
「分からないわよ、工場の管理は結構難しくてやりがいの有る仕事みたい。
機械化が進んだ工場では専門知識が要求されるしね。
まあ、どんな所へ就職するにしても会社実習は良い経験になるわよ。」
「でも、私に出来る仕事が無かったらどうしよう?」
「お母さんのお手伝いをしっかりしておく事ね。
女を磨いて、素敵な彼を見つけるという選択肢も有るわよ。」
「そ、そうか、剛太くんとなら…。」
「小夜子、現実から目をそらしては駄目、自分を磨いて来た人達がきっかけを作ろうと頑張ってるのよ、のんびりと、そして食欲のままに過ごして来たあなたの事を、剛太くんが魅力的だと感じるかしら。」
「うっ…、ダイエット始めようかな…。」
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