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久兼剛太-11 [高校生会議2-02]

イベントの打ち上げ。
思い思いにグループを作り、音楽を流し踊ってる連中もいれば、花火をしている連中、焚火を見て話し込んでるカップルがいたりと、それぞれ夏の夜を楽しんでいる。
俺達は校庭の片隅で、予定していた後片付けが無くなってのんびりと…。

「で、剛太はやはり茜なのか?」
「はは、随分単刀直入に切り込んで来るんだな。」
「男女混じっての恋バナってのも良いだろ、こんな時でも無いと人の恋愛観なんて聞けないしな。」
「うんうん、どうなのどうなの?」
「理沙、熱くなるなよ、ま、まあ…、チームには素敵な女の子ばかりで…。」
「あっ、優等生的模範解答で逃げる気ね、この際はっきりしてくれた方がリーダーのファン達が落ち着くのよ。
私にもチャンスが有るのかどうか…、知っておきたいじゃない。」
「うっ、どさくさに紛れて留美もかよ。」
「はぁ~、茜には話したけど今は男女関係なく友達を増やしたいと思っている。
もちろん、普通に特定の女の子と特別な関係になりたいよ。
でもそれは有る程度お互いに知り合って、友達以上の存在になってからと、今はぼんやり考えているんだ。」
「茜は友達と思われているそうだぞ、これで良いのか?」
「うん、まだ出会って何か月も経っていないでしょ、今は剛太に認めて貰える様に頑張ってる段階なのよ。」
その言葉に、少しほっとしたという感じで理沙が話始める…。
「そうなの…、私は色々考えてしまったわ、真面目な話よ…、剛太や太一達を好きって本人の前で言うのが流行ってるでしょ、中には真剣に告る勇気が無くても何となく上手くまとまったカップルもいて…、中学の時には考えられられなかった事なんだけどね。
でも剛太のサポートは茜が担当していて…、私だってすごく好きなのに学校も違うから正妻の座は無理かななんて…。」
これはまずい、話がおかしな方向へ進んでいる。
イベント終了後の解放感が焚火を見ながらの夜という事で気持ちが…、でも理沙の事は普通に好きだ、茜と同じ様に…。
「正妻を諦めて妾か?」
太一の問いに理沙は…。
「私自身、まだ剛太の子を授かった訳ではないけど、色々思い描いている内にね、結婚て色々な形が有ると思い始めたの。
離婚する人もいるじゃない、シングルマザーなんて大変そうだけど、その中の何割かは子孫を残すという生物の本能に従って子を産んだ段階で配偶者を必要とし無くなったと考える事は出来ないかしら。」
「あっ、むしろ邪魔者か…、うちの親父を見てると納得できるよ。」
「おい、その前に剛太の子を授かった訳ではない…、に突っ込めよ。」
「ふふ、生物の多くが優秀な子孫を残そうとするのは本能でしょ。
まあ遺伝は単純じゃないから、優秀な配偶者を得たからといって生まれて来る子が優秀とは限らない。
でも確率が高くなる事は否定できない、優秀な親は良い環境を作る確率も高い訳だしね。
だから皆が剛太を好きになるのは仕方ないのよ、でも一人だけが剛太の愛を受けられるなんて…、私がその一人になれるのなら、私的には何の問題もないのだけどね…。」
「う~ん、一夫多妻というのも有るがあれはどうなんだろうな?」
「風習として定着してる所では…、妻個人の感覚は日本とは違うのかしら。」
「剛太はどう思う?」
「はは、そんなに大勢養えないだろ、日本では…。」
「養えても法的な壁が有るし、俺みたいにもてない男には明日が無くなるよな…。」
「あら、聡って意外と人気有るのよ。」
「うっ、意外と言うのが気になるが…。」
「一夫多妻が成立してもその逆は成立しないよな。」
「それだけ子を産み育てる事は大変な事なのよ。」
「だろうな。」
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