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久兼剛太-10 [高校生会議2-01]

岩崎高校生会議夏祭りは盛り上がった。
チームメンバーは朝の準備を含め、自分の担当する一時間だけ働き、後は客として楽しむ。
高校生だけでなく、サポートスタッフの企画が充実していて飽きる事はない。
この祭りは趣味の発表の場でも有りサポートスタッフの気合いも半端ではない。
原則残業禁止、趣味奨励が岩崎の方針だ。
アマチュアながらも人気の有るバンド演奏があったり、合唱のステージには市内の合唱団が勢揃い。
模擬店も盛況だが、サポートスタッフの中には試作中商品の試食、新商品の試食といった形で仕事をしている人も。
これが毎年盛り上がって、夏まつり発の新製品が出ているそうだ。
普通でも盛り上がる所へ今回は遥香さま関連の発表が有り、遥香さまを一目見ようという人が押しかけてくれた。
最終日の夜、その打ち上げは市内のあちこちで開かれていた。
俺達高校生は高校のグランド、許可をとって中央で焚火。

「太一、お疲れ。」
「おお、剛太社長もな。」
「はは、社員が優秀だったから全然疲れなかったよ、思っていた程出番も無かったし。」
「それでも、バックに剛太がいる安心感は有った、そんな所が社長の役目なのかもな。
まあ、理沙には必要無かったかもしれないが。」
「そんな事無いわよ、剛太の提案した組織システムだったから動き易かった。
スタートから僅かの期間で他チームと差がついたのは剛太の指導力あっての事よ。
ねえ、剛太のお父さまって次期社長候補なんでしょ、やはり管理職の話しをしたりするの?」
「ああ、姉さんも興味が有る分野だからね。」
「家族円満なんだ。」
「まあね、コミュニケーションは取れている方だと思うよ、理沙のところは?」
「そうね、悪くは無いけど管理職の話をする様な環境ではないわ…。
ついでに言うならクラスの人もね。
だから剛太や太一達と一緒に仕事出来てとても楽しかった。」
「だな、違う高校の生徒とも、特にレベルの高い連中と付き合えたのは良かった、剛太とも出会えたし。」
「でも、もう直ぐ終わっちゃうのね、後は報告書をまとめたり、反省会ぐらいでしょ、茜が羨ましすぎるわ。」
「剛太、理沙は君と離れがたいそうだがどうなんだ?」
「これからだって高校生会議の仲間で有る事に変わりはないさ。
今回の企画は先輩から与えられたものだけど、次は自分達から提案して行こうよ。
遊びの企画でも良いからさ。」
「はは、遊びの企画なら色々出てるよ、それに乗っかるのも良いが…。」
そこへサブリーダー達が食べ物や飲み物を手にやって来た。
「差し入れ貰って来たよ。」
「えらく豪勢だな、模擬店の残り物を予想していたのに。」
「はは、模擬店は綺麗に売り切ったみたいだよ、遥香さま効果か予測を上回る来場者だっただろ。
だから大人達も大喜びなのさ。
サポートスタッフの打ち上げやステージに立った人たちの打ち上げが、市内の飲食店にもたらす経済効果はかなりの額になりそうだと聞いたよ。」
「ここは大人達の二次会で使うから、後片付けは任せて良いそうよ、十時以降は酔っ払いが乱入して来るから適当に帰宅するよう言われたわ。」
「予定していた時間だが、後片付けをしなくて良いのなら少しゆっくり出来るな…、ちょっと先輩方に確認を取っておくよ。」

後片付けに予定していた時間が空いたお陰でゆっくり出来る事になった。
念のため朝一で確認しに来る事にはしたが…。
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