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久兼剛太-09 [高校生会議2-01]

しばらくして夏イベント一年生担当企画に取り組んでいるメンバーは一つのチームとなった。
サブリーダー達が相談して五チームを一括管理し始めたのだ。
イベント本番までには時間を考慮し最も効率的な形を考えての事。
期末テストなど高校生にとって大切な行事をおろそかには出来ないという事情も有る。
一つのチームとする事で指示、作業、報告のシステムを一本化。
この作業は自分のチームだった人達が手伝ってくれた。
自分達の準備がほとんど終わっていて、そのまま遅れている部署の手伝いに入ってくれた人も少なくない。
元々人数に余裕は有ったので、組織が完成すると作業は一気に進んだ。
夏休みに入る頃には事前に出来る準備作業を終え、組織論、リーダー論といった内容で討論会を開くだけの余裕が出来た。

「後は前日の準備だな、茜、問題なく行けそうか?」
「ええ、事前確認で三件の連絡ミスが見つかったけど、間に合うそうよ。
他は問題なし、時間が有ったから複数の目でしっかりチェック出来た、会社だったら人件費の無駄ってとこだけど私達は組織だって動くトレーニングを始めたばかりでしょ。」
「ああ、自分も含めて良いトレーニングになっていると思うよ。
回数をこなしながら作業効率と品質アップを考えて行けば良いだろう。
後は終わってから反省会だな。」
「遅れていたチームのスタッフはすでに反省してるから許してあげてね。」
「個人的な事より、高校生会議向けに作った作業システムの問題点を探る事が中心になるよ。
会社だと上司と部下という明確な形が有る所を、上下関係をかなり弱めた、その分、判断に時間が掛かっただろ。
今後、どうして行くかは、みんな次第だね。」
「誰が判断するのか、どの程度までなら自分で判断して、どこからは上司の判断を仰ぐべきかって、サブリーダー達で話し合った事が有るけど、難しいのよね。」
「まあ、難しい事だらけだから、俺達は高一からトレーニングしてる訳だけどな。」
「先輩方はどうなのかしら?」
「三年生が中心になっているチームはかなり会社組織に近いみたいだよ。
姉さんは皆が逆らえない上司かな、遥香さまは別格みたいだけど。」
「高一にして特別専門職コースに合格したと思ったら、すぐ部長研修が始まって、秋にはプリンセス遥香ブランドを展開して行くって、イベントに岩崎雄太社長が来て下さるのも、遥香さまに会いに来るついでという噂が広がっているのよね。」
「それは、間違いじゃないと思う。
姉さんのチームも絡んでいて…、まだ公表できない事は教えて貰ってないけどね。」
「そうなのよね、遥香さまも洋子も口が堅くて、無理に聞き出すなんて真似は出来ないし、イベント当日まで待つしかないのかしら。」
「楽しみが有って良いじゃないか、前日ワクワクし過ぎて眠れ無かった、という事の無いようにな。」
「うっ、自信がない…。」
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