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久兼剛太-04 [高校生会議2-01]

ファミレスで話をした翌日から水神さんが教室に来る様になった。
話は高校生会議の事、ただ普通に可愛い水神さんが俺に会いに来るのは、クラスの女子にとっては面白くない事らしい。
だが…。

「久兼くんは水神さんと何話してたのですか~。」
「ああ、岩崎高校生会議の事だよ。」
「なんですか~、それ?」
「あれっ、君のお母さんは、うちの親父の会社で働いてるって言ってなかった?」
「そうよ。」
「なら、案内が送られている筈なんだけど。」
「地味なのは見ないで捨ててるから。」
「はは、そうなんだ…。」
「私は見たわよ、でも進学や就職の事はまだ先だし他は真面目そうで…。
夏休みのイベントには行くかもしれないけど。」
「進学にしても就職にしても早目に取り組んで欲しいというのが、岩崎高校生会議を作った人達の願いなんだよ。」
「私は久兼くんのお嫁さんになろっかな。」
「あ~、恵子ったらどさくさに紛れて。」
「それにはまず俺が魅力的だと感じられる人にならないとね。」
「はい、恵子、ざんね~ん。」
「だいたい真面目な久兼くんと恵子じゃあね。
私は真面目に読んだわよ、親からは高一対象進路関係説明会への参加を勧められているの。
久兼くんが行くのなら喜んで行くわ。」
「ぜひどうぞ。」
「で、水神さんは何しに来てるの?」
「彼女はスタッフになってくれるからその相談だよ。」
「へ~、久兼くんが誘ったの?」
「俺が誘ったのは隣のクラスの清音遥香さん、話の流れで二人揃ってスタッフになってくれる事になったのさ。」
「えっ、遥香さまがスタッフなら私も…、難しい事は出来ないけどお手伝いさせて欲しいかも。」
「うん、私も。」
「そんなに人気者なの?」
「知らないで勧誘したの?
遥香さまが高校生会議に参加されるのなら、うちの中学出身者はみんな参加すると思うわよ。
綺麗なだけで無く成績も抜群、家から近いという理由でここを選んだけど、東大を目指す様な有名進学校にも楽勝で合格出来る実力とか色々な伝説が有るのよ、でも、なんと言っても美しい人が近くにいると幸せな気分になるのよね~。」
「うんうん分かる、でも近過ぎると緊張してしまうのよ。」
「そうなのか…。」

どうやら俺はとても効果的な人を勧誘したみたいだ。
これなら勧誘担当として想像以上の成果を上げる事が出来そうな気がして来た。
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