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岩崎高校生会議-21 [高校生会議-19]

東南アジアで大地震が起きた事を知ったのは、とある秋の日の朝食時。
侍女が教えてくれたが、詳しい情報はまだ届いていないとの事だった。
しばらくして桜が…。

「遥香さま、大地震の事はお聞きになりましたか?」
「ええ、状況はどうなの?」
「はい、被災地は岩崎王国が規模を拡大して来た国です。
現地支社長から、かなりの被害が出ている様だとの連絡があったそうです。
彼は岩崎本部へ対策室立ち上げを要請しました。」
「情報共有は?」
「岩崎高校生会議の国際ネットワークに仮の対策室ワークシートが出来ている筈です。」
「通信は大丈夫なのね。」
「はい衛星回線に問題はなく、現地支社は耐震設計で自家発電も出来ます。」
「仮の対策室にアクセスしてみようか。」
「そうですね…。」

「近くに住む社員が家族と共に避難か…。
社屋近辺は岩崎関連の建物が多いため耐震化が進んでいて被害は少ない。
古い市街地では大きな被害が出てると子どもを連れて避難して来た人が話している、死者も出ているそうだ。
これから避難して来る人が増えると予想されるので社員は医療品や食料の準備を始めた。
文章を見てるだけでは冷静な様ね。」
「あっ、隣国の高校生会議が支援体制を整え始めたと書き込んでいます…。
隣国の軍関係も、政府関係で問題が無ければすぐ支援に行ける様に準備中。
岩崎王国の国民の中に、この国のエリートクラスがいる事で動く安くなると良いですね。」
「両国の政府関係者はコンタクト取れてるのかしら。」
「大丈夫そうです、被災国の高官が衛星回線を使った電話で近隣国へ援助要請をしたと報告してくれました。」
「情報は入って来てるけど、これから混乱が予想されるわね、桜、情報整理担当を早めに置いて組織を早めに構築したいわね。」
「はい、今、指示を出しました。」
「有難う、現地の初動は被害の少なかったエリアの人と近隣国にお任せだものね、近隣諸国の支社が必要になりそうな物資を用意してくれるでしょう。
えっと~私は…、費用面に不安が有れば私の方で援助させて頂きます、今は遠くから見守らさせて頂くことしか出来ませんが…、簡単にしておかないとね。」
「遥香さまはネットワークシステムに御降臨ですか…。」
「ええ、何も出来ないからせめて費用負担ぐらいはね…。」
「あっ、遥香コーポレーション関連の工場長から…、被害は出ていますが耐震設計のお陰で周囲の建物に比べたら軽微、近くの住人が避難して来ているそうです。
大人達は近所の火災に対応中、病院が手一杯で軽症者中心に受け入れを始めたと有ります。」
「頑張って欲しいわね、あっ、停電していないエリアの王国国民達が岩崎高校生会議現地支部のシステムに情報を上げ始めたみたい、由香里さん、システム開発部に連絡をとって、国際ネットワークと情報共有出来る様にリンクして貰って下さい。
非常時を想定して準備はして有るの、すぐにお願い。」
「はい。」
「遥香さま、現地支社の社員からメッセージが来てます。」
「どんな?」
「遥香さまが私共を見守っていて下さると知り、怯えていた子ども達が落ち着き、母親達と遥香さまのお写真に祈りを捧げています。
私達は岩崎王国の一員として、真面目に災害と向き合って行きます。
これからも私共を見守って頂けたらと思います、お願い致します。
支社に避難している全員を代表して、我等が女神、遥香姫に。」
「えっ…。」
「遥香さま…、神様って…、実在するかどうか怪しい存在で云わばバーチャルではないですか。
でも遥香さまは、お願いしたら叶えてくれるリアルな神様ですよね。
ボーダーレス教の信者達は結構真面目に信仰しているのかもしれません。」
「私は神様じゃないってば…、でも…、励ます事は出来るのかしら…。」
「短い書き込みだけでも喜んで頂けたのですから。」
「桜、現地のラジオ事情を調べて貰って、後、被害の大きそうなエリアで使われている言語も。
復興初期段階で私に出来る事をするわ。」
「かしこまりました。」
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