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チーム遥香-15 [高校生会議-10]

チーム遥香の合宿は続いている。

「桜、みどりの風の党首候補と幹部候補、事務方のトップが近い内にこちらへ来て下さる事になったわ、事前調整お願い出来る?」
「分かりました、やはり直にお会いした方が、その方の人柄とか分かりますものね。」
「そうかしら、相手を欺くくらいの人でないと政治家は難いのでしょ。」
「そうですか、はは、遥香さまは政治家向きなのですね。」
「私は人を欺いたりしないわ、何時も素直な気持ちで皆さんとお話しさせて頂いてます。」
「う~ん、遥香さまって謎ですよね、天才が何を考えてるかなんて分かりません。」
「お昼ごはんは何かなぁ~、とか、普通ですよ。」
「それを、信じろと?」
「嫌ですわ、信じて下さいな、それより王国の海外展開に関する情報は整理出来ましたか?」
「はい。」
「バリ島にするの?」
「はは、忍は夏休みにバリへ行きたがってますが…、遥香さまの水着姿を人目にさらしたくないです。」
「私も水着姿は避けたいわ、普段以上にジロジロ見られそうで嫌なの、で、遥香システムを試験導入する国は決まったの?」
「はい、治安が良くて王国の支社が大きな成果を上げている国です。」
「静香、その国でプリンセス遥香の展開について検討を始めて。」
「はい、遥香さま。
桜、データはどこで確認できますか?」
「もう直ぐ詳細データのコピーが完了する筈なの、ちょっと待ってね…。
え~っと…、静香のトップ画面に接続したわ、まだ途中かもしれないけど確認して。」
「はい…、確認しました、データはまだ増えると考えた方が良いですか?」
「ええ、今、上げているのは会社側から、並行して大学でも調べて貰うからね。」
「分かりました、その様に伝えておきます。」
「システム開発部は?」
「とりあえずは言語を英語に変えるだけなので簡単だそうですが、問題は導入後の研修がスムーズに進むかどうかだそうです。」
「先方の社員次第だから仕方ないわね、桜、私もデータを見たいわ、用意をお願い。
聡美、一緒に見ない?」
「はい、海外支社の様子は全然知りませんでしたから興味が有ります。
岩崎王国内の企業が共同で一つの支社を形成しているとは聞いていましたが…。」
聡美とデータを見て行く。
「結構な事業規模ね、静香、今までプリンセス遥香の商品がこの国でどれくらいの売り上げを上げているか、簡単で良いから調べてくれない?」
「はい、しばらくお待ちください。」
「遥香さま、この支社は再投資を活発に行っていますね、雇用の確保…、貧困層への支援、岩崎社長の理念が遠く離れた国にも浸透してると思うと胸が熱くなります。」
「ええ、ここでプリンセス遥香をどう展開して、この勢いをいかに加速させるかね…、う~ん、民族衣装とかどうかしら?」
「民族衣装ですか…、え~っと…、流石ですね、資料として入ってました…。」
「成程、伝統的な衣装か…、これに手を加える事は現地の人の反発を受けるのかしら。」
「衣裳の販売を考えるので有れば、現地の声を聞かないとだめですね。
桜、現地でも親衛隊の特別部隊を展開出来そうですか?」
「聡美、まだ情報不足なの…。」
しばらくデータを確認して行く。
そこへ静香が。
「遥香さま、この国でのプリンセス遥香関連商品、売り上げ合計はおよそ九百万だそうです。」
「有難う、静香はその金額をどう思う?」
「こちらは全く売り込みをしていません、遥香さまのCDやポスター中心に売れてます、まだファンが多いとは言えませんが今後の展開次第で輸出は増やせると思います。
その利益を現地へ投資して行く訳ですね。」
「ええ…、それで遥香姫親衛隊は海外からも入会出来るの?」
「日本語が出来ればという状態でしたので、先ほど英語など多言語に対応する様指示を出しておきました。
通貨の問題も有りますが何とかしてくれるでしょう。
グッズ販売は今まで現地支社が取りまとめて下さっていましたので、今後の体制を検討する様に指示を出しておきました。」
「桜、現地支社と直接連絡を取り合いたいのだけれどどうかしら?」
「はい、親衛隊特別部隊を創設する方向で動けばよろしいですか?」
「そうね、暫定的に桜が大隊長という形で進めてみて、状況によっては向こうへ飛んでも良いわよ。」
「う~ん…、何処にいてもネット環境が有れば仕事が出来るとはいえ、現場を見ないのは危険ですものね。」
「ええ、ついでに通信教育の発展形を利用して、海外にいても単位が取れることを実践してみて。」
「そうでした、四月からは学業も…、遥香さま、チーム遥香の政党関連担当は幹部候補の方と調整しますが、引き継いだとしても、しばらくは補佐という形で続けて行こうと考えています。
学生サイドとの調整だけでなく、全国組織の構築へ向けて指示を出していますので。」
「そうね、党組織が固まるまでは様子を見てて上げてね、まずは事務方が遥香システムに慣れてくれないと。」
「桜は政党と海外展開、暫定とはいえ大丈夫なの?」
「私自身は指示を出した後、進捗状況を確認してるだけなのよ、忍は大学支部の支部長引継ぎが大変そうだけど。」
「人事面がね…、支部長だけでなく各役職をやりたい人が多くてその調整に手間取ったのよ。
エリート候補生の選定基準を設ける作業もね、でも遥香システムの講習を受け持つメンバーは人数も揃って、四月以降のスケジュール調整に入ってるから、安心してね。」
「全国展開が有る程度完成するまでに時間は掛かりそうなの?」
「まずは基礎だけに絞るし、各エリアで講師役になって頂く方を中心に講習会を開いて行く。
システム導入済の企業で働く方の支援も得られそうだから、一気に広げられると思うわ。」
「広げた後からが本番なのよね、意思統一が上手く行けば良いのだけど。」
「そこをチーム遥香で何とかしたいと考えているの、色々な人がいるから妥協という作業が無ければ意思統一なんて有り得ないわ、皆さんに妥協して頂けるだけの説得力有る人物をチーム遥香に集めて行かないとね。」
「遥香さま、メンバー候補のお考えは有るのですか?」
「まずは、みどりの風幹部候補からと遥香コーポレーションのダブルワーク社長社員から、後は大学教授と言った処、形が出来上がって来たら王国外からも迎え入れたいわね。」
「では、その方々が動き易い環境を整えさせて頂きます。」
「うん、聡美、お願いね。」

チーム遥香のメンバーは私の指示で動いているだけではない、各自、今、何が必要か、どう動くべきかを考えていてくれる、メンバーが増えてもこの質が落ちないと良いのだが。
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