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チーム遥香-09 [高校生会議-09]

その後、話を真面目な方向に切り替えて…。

「岩崎高校生会議、起業実習から会社運営実習の案は見てくれたかしら?」
「はい、遥香さまのご指摘通り問題も有ると思いますが、高校生会議からバイト実習、高校生社員と体験させて頂いた者としては大賛成です。
より多くの高校生が会社組織を体験出来る事の意味は大きいと思います、一部の商業高校でも体験実習として取り組まれている事ですが、高校生会議として取り組めば更に充実した内容になると思います。
バイト実習でも成果は上がっていますが、どうしても人数の制約が有って、真面目で優秀な人ばかりになってしまう、でも本当に体験すべきは、そうではない人達だと思うのです。
それで、起業と並行して、ハードルを下げた形でも進めてみてはどうでしょう?」
「どんな感じで?」
「高校生会議のイベントでは模擬店を出す事も有ります。
私も高二の時に体験したのですが、先輩がどんぶり勘定の人だったので、すぐにサポートさせて貰いました。
その経験を踏まえて考えたのですが、単発の模擬店で有っても、高校生から計画書と予算申請書を提出して貰って、合格なら準備資金を与える。
合格基準は給料を払った上で黒字に出来そうかどうか、その根拠が計画書で示されているかどうかと言った処です。
高校の文化祭でも、高校生会議のイベントでも、計算の出来てない模擬店が多く見受けられました。
指導を強化すれば、小さな商業活動でも計画的な運営を学ぶ良い機会になると思うのです。」
「いきなり起業では荷が重くても、模擬店レベルなら取り組み易いという事なのね、聡美の方で進めてくれる?」
「分かりました、予算の母体はどうしますか?」
「遥香コーポレーション社長補佐として、この事業展開に対して聡美が必要とする金額はどれくらい?」
「担当社員の給料を含め、初年度一千万ぐらいで如何でしょうか、ある程度数をこなさないと社員の人件費が賄えません、高校生にはこちらの事情を理解して貰った上で利益配分の調整となりますが、それも学習の一環です。
形が出来、バリエーションを増やす事に成功すれば回収出来る額だと思います。」
「そうね、では起業のサンプルとして新会社を設立しましょう。
起業に挑戦する高校生が現れた場合は、その親会社にします。
資本金は私が出しますが、社長は…、聡美、やってみる?」
「そうですね…、名前だけでも遥香さまになって頂けたら高校生達が喜ぶのではないでしょうか。
私は副社長として実質的な責任者、実際に動いて貰う人は、高校生会議のサポートスタッフから転籍希望者を募れば簡単に集まると思います。」
「高校生会議主体で動いて貰ってる漫画チームとかも、新会社の所属に出来ないかしら?」
「分かりました、今は岩崎王国から多くの支援を受けていますが、その支援を減らせる方向でも考えてみます。」
「減らさずに違った事業展開を模索しても良いのよ。」
「あっ、王国の拡大ですね、高校生会議自体が王国外からの参加を認め始めて拡大を模索しています、高校生会議の可能性は大きいですね。」
「現状で一億、状況次第ではそれ以上を聡美の裁量で動かせると思っていてね。」
「はい、有難う御座います、それでは、高校生会議に於ける遥香システム導入計画の進捗によって…、小規模支部の起業希望者が、それなりの力を持っていると判断出来た場合は導入を優先したいと考えています、如何でしょうか?」
「そうね、その見極めにはシステムが使えなくて手間も掛かるでしょうが、是非その方向でお願い、いずれ地域間格差は是正しないといけないし。」
「はい、支部が多いですから…、それで…、遥香さま、今後、地域政党みどりの風を国政へと考えた時、支持母体として岩崎高校生会議というのは如何でしょうか、大学のシステムでは制約が大きいですが、高校生会議のシステムなら全国展開出来ます、高校生という名称に囚われない活動をしている大人も多いですし…、政治活動で高校生の為の場を利用する事に対して反発が有るかも知れませんが、うちは王国ですから。」
「確かに、王国内で政治的な全国展開を考えた時、一番手っ取り早いわね、絶対王政みたいな状態にしようとする訳でもなく…、地域政党は、お父さまが秋山史枝市長と始めた事ですから…、システムを導入した事により、バラバラに活動して来た三つの支部の間で意思統一もされ始めているものね。
聡美、今夜はお父さまと三人で話し合いましょう。」
「はい。」
「御免、聡美、私、あなたの事を過小評価してた、遥香さまからの提案は読ませて頂いて自分なりに考えたつもりだったのに…。」
「何言ってるのですか、忍姉さんには忍姉さんの役目が有るじゃないですか。」
「そうよ、記者会見の場で上手にボケてね。」
「遥香さま~。」
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