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夏休み-18 [高校生会議-06]

旅行から帰って、のんびり過ごしている。
有名デザイナーに会ったりとか、遥香システムを通して気付いた事などの指示を出したりとか、仕事はしているがスケジュールはゆったりと。

遥香コーポレーションは正式な創立に向けて大変な状況では有る。
事業規模の拡大見通しは夏休み前に比べ桁違いに大きくなった。
私からの大きな指示は、設定した期日に間に合わなくて良いから品質やサービスを落とさない様に、という一点に絞り、後は各担当に任せてある。
大学生の実習も始まっていて、大鹿さんにもシステムへのアクセス権を持って貰った。
実習希望者の取りまとめをお願いして有るが、その増える早さで彼の力が分かる。
仕事時間は各自の都合に合わせて貰うので作業時間の短い人もいるが、それを人数でカバー出来る勢いだ。
一旦大鹿さんの下で短期間の研修を受けた後、手薄な部署に配属されて行く予定。
支社勤務希望者が多かったが、現地調査への協力もお願いした。
プリンセス遥香を日本中で展開すべく既存の店舗を改装して行く計画も、大学生の力で早める事が出来そうだ。
彼等にとっては王国標準となる遥香システムに触れる機会でも有る、その事が知れ渡ると実習希望者は一気に増えたそうだ。
事業規模拡大に向けて研修も大変で、当分落ち着く事はないだろう。

夏休みも終わりに近づいた頃、杉浦社長と田中さんが来てくれた。

「遥香さま、遥香システム開発部とも調整しまして、次の運用先をこのエリアでと考えておりますが如何でしょうか?」
「杉浦社長、確認済です、今夜長老会議との席を設けましたので、そこで決めて下さい。
う~ん、順番はジャンケンになるのかしら。」
「はは、販売部の仕事が減りましたね、狭いエリアで複数運用して行くのはシステム管理上効率が良いです。
開発部は、すでに十社程度なら同時に着手出来ます、ジャンケンの必要はないでしょう。」
「それは残念、長老同士の醜い争いを見たかったのですが。」
「えっ、それより、遥香システムで確認していると本社は色々大変そうですが。」
「かなりの前倒しは社員の意思によるものです。
メインスタッフは多少の混乱を楽しんでいる様な連中ですから心配していませんし、そのお陰で色々見えて参考になっています。
私からの焦らなくて良いとの指示に対しても、受け止め方は様々。
結局、予定の期日に間に合わせている人は仕事内容も良いです。
モチベーションの高さが作業効率を上げ、質も上げてるのだと思います。」
「確かにそうですね、システム開発部の連中は皆モチベーションが高くて、新規採用された社員も引っ張られて良い仕事をと考えている様です。
まあ、そんな人でなければ採用されないのでしょうが。」
「お父さまは、岩崎王国全社のみならず王国外企業や大学などでの運用も考えておられます、それを考えると人はまだまだ足りていません、この先は優秀な人ばかりとはならないと思います、それでも核になって下さる方々がしっかりしていれば大丈夫でしょう。」
「うちから、遥香コーポレーションへ転籍、システム営業部所属として調整に当たらせる社員の事は見て頂けたでしょうか。」
「はい、問題は有りません…、それで…、話は変わるのですが、杉浦社長は岩崎高校生会議に関して、どの様にお考えですか?」
「私のところでは、大学生がフォローしていますので直接的な関係はないのですが…。」
「ファミレスをプリンセス遥香チェーンとして、この秋にまず一店舗リニューアルオープンする企画を進めています。
モデルケースとして静香に記録を整理して貰っていますので一度確認して頂けないでしょうか。
ポイントは高校生のうちから仕事について考え、質の高い労働を目指すという事です。
高校生は色々と不慣れですが、まだ素直な時期でも有ります、この年齢の時にきちんと研修を受けて仕事に取り組むという経験は、本人にとっても将来雇う側にとってもプラスになると思うのです。」
「分かりました、確認して勉強させて頂きます。」
「それで、岩崎高校生会議のサポートスタッフに社員の方が参加して頂ける流れを作って頂けないでしょうか。」
「大学生では出来ない事が有るということですね。」
「はい、サポートスタッフはボランテアなので、そこも考え直さなくて行けないのかも知れません。」
「まずは支部のリーダーと連絡を取ってみますが、この件に関して遥香コーポレーションのシステムを利用するのは如何なものでしょうか。」
「岩崎高校生会議でも遥香システムを導入して行きたいと考えています。
まずは第十七支部をメインに、杉浦社長の地元である第一支部、お父さまの本拠地、第三支部の三つの支部でと考えていますがお願い出来ませんか。」
「そうですね、岩崎学園大学への導入と並行して進めて行けると思います。」
「あっ、杉浦社長の会社へはアクセスしていませんが、使い勝手は如何ですか?」
「導入してから間がないのですが、社員達は慣れて来ています、私は各部署の気になる案件を一々報告させる必要が無くなり効率が良くなったと思っています。」
「問題は、虚偽の事実を入力する人が出て来ないかなのですが。」
「その辺りはネットワーク上のシステムだけに頼る事の無い様にと、遥香さまの指示通り指導しています。
一度、特別職『姫』としての権限でうちにもアクセスしてアドバイスを頂けると嬉しいのですがお願い出来ませんか。」
「ふふ、開発プロジェクトの一員として確認作業の為のアクセス権はすでに有ります、杉浦社長の許可を得たという事で、一度ご挨拶させて頂きますね。」
「お願いします。」

早速アクセス。
運用開始後間もないという事で、誤解も生じている。
全体を確認してから、利用者全員宛にご挨拶した後、システム運用に関してのアドバイスを、ついでに疑問点や提案を部署毎に入力しておいた。
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