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プリンセス遥香-10 [高校生会議-03]

私達がプリンセス遥香の名の元に進めて行こうと考えている三つの柱は…。
地方都市で暮らす女性にお洒落な生活の提案。
高校生が実習を通して就職を考える場としつつ自分を成長させる場に。
この二つに関しては『ワンランク上の自分』をキャッチフレーズにしている。
もう一つは、より活気ある町作り。
この三つを中心に組織作りを進めているが…。

「白井さん、ご自身が動き易い肩書、何か有りますか?」
「遥香さま、肩書なんて要りません、平社員ですから。」
「いえ、人と交渉する時、肩書が役に立つ事も有るのですよ、初対面の人が平社員なのと部長なのとではイメージが違います、肩書でその人が負っている責任を判断する場合も有ります。
現時点では社長を補佐する立場ですから、社長補佐とか副社長、横文字でお洒落なのが良ければ案を出して下さい、長老会議の人達は意味の分かりにくい名称は好みでないと話して見えますが。
待遇面は、しばらく働いて頂いた結果での昇給となります。」
「どうして私をそこまで?」
「父の推薦ですが、実績を調べさせて頂いた上での事、婚活の応援もさせて頂きます。」
「副社長なんて事になったら、婚期が遠のきそうな気もしますが…。」
「大丈夫ですよ、小娘が社長を名乗る程度の会社ですから。」
「そんな、遥香さまがお飾りの社長でない事を全国に知らしめて行く事が私の役目です、ブランドとしてのプリンセス遥香を全国展開すべく…。」
「待って、その前に白井さん自身もワンランク上げましょう、今でも素敵ですが、それは平社員レベルです、副社長レベルの髪型と衣装、プリンセス遥香を白井さん自身も体験して下さい。」
「は、はい、うちに関連する店ですね…。」
「そこのスタッフとも、肩書の事や今後の展開を相談してみて下さい。」
「あっ、そうですね、遥香さま御免なさい、お話を頂いてから少々舞い上がり気味で、新会社の概要はほぼ掴めていると思っていましたが…、次の休みにでも行って来ます。」
「だめですよ、業務内の事ですから仕事中に行って頭の整理をして来て下さい、先方へは私から連絡を入れておきますからね。」
「は、はい。」

白井さんを選んだのは正解だった、すぐさま私の望んでいる事を理解し動いてくれた。
行動力が有り情報収集能力に長けていて、女性クリエーターとの人脈も、私に代わって広げてくれている。
肩書は社長補佐に落ち着いた。
社長補佐はもう一人、前野さんにお願いした。
彼には長老会議とのパイプ役も担当して貰う。
私を含めたこの三人が新会社に於けるプリンセス遥香事業の中心となる。
高校生会議のプリンセス遥香関連では高二の先輩をリーダーとし、我が社からのサポートスタッフが支えるという形にした。
サポートスタッフはボランティアだが、状況によってはそのまま会社の仕事として動いて貰う事を想定しての事。
優子さんは入学予定の岩崎学園大学と連絡を取り合いながら、別の角度からのサポートを試みている。
秋のプリンセス遥香本格スタートに向けて私の周りは活気づいていた。
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