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プリンセス遥香-05 [高校生会議-03]

翌日、洋子は注目の的となった。

「洋子、その髪型似合ってるわよ、どこの美容室?」
「男どもの視線が変わったんじゃない?」
「ヘアースタイル変えただけで、こうも変わるとわね。」
「洋子が変えたのは髪型だけじゃないのよ。」
「えっ、遥香さま、いつも通りの制服ですよ。」
「メイクもしてませんわ。」
「あっ、分かった!」
「茜、何が分かったの、どこが違うの?」
「姿勢よ、洋子は長身なのを恥ずかしがってか猫背気味だったの、今日は堂々としてるでしょ。」
「遥香さまからの指示なの、昨日は綺麗な服を着せて頂いて写真撮影も、まだみんなには見せられないけれど。」
「私が洋子を誘った理由の一つは長身で美人だから、髪型はださかったし姿勢も悪かったけどね。
髪型を変える事は簡単でも姿勢を直すのは簡単ではないでしょ、洋子は今、頑張ってるのよ。」
「という事は、モデルになるのですか。」
「モデルも、という感じね、私は欲張りなの。」
「今の洋子なら遥香さまと並んでもしっくりくるね。」
「でしょ、で、こうして並ぶと身長的に私がより可愛く見えると思わない?」
「はは、並ばなくても充分過ぎる程可愛いです。」
「では皆さんの視線を半分以上、洋子に引き受けて貰うというのはどうかしら?」
「有るかな…、でもまだ硬さが…。」
「はい、洋子の課題ね、人前でも華やかな雰囲気を醸し出して私以上に注目を集めてね。」
「遥香さまは、それで良いのですか?」
「ええ、私が中心となって進めているプリンセス遥香オペレーションのキャッチフレーズは、お姫様になろう、とか、あの人だけのお姫様、という感じのを検討中なの。
町中が私以上に素敵な女性で溢れたら楽しいでしょ。」
「遥香さま以上にというのはハードルが高すぎです、でも、地方都市だからか服装が地味とは感じていました。」
「お洒落にお金を使える、余裕の有る人は少なくないと思うの、そんな人達が新ブランド、プリンセス遥香を選んで下さって、プリンセス遥香関連の美容室やレストランを利用して頂けたら、この地の経済が活発になると思うのよ、その収益を活かして行けばさらにね。」
「遥香さま…。」
「やっぱ私達の姫さまだわ、この地の事をそこまで考えていて下さったとは。」
「えっ、何か良く分からないけど…。」
「あなたはもっと勉強しないとね、やはり高校生会議に参加してない人には難しい話なのかしら。」
「かもね、社会人になるための研修受けて…、洋子はより実践的な内容に触れ始めたのね、私も早く体験したいな。」
「高校生会議のスタッフになってくれた人達にお願いが有るのだけど。」
「はい、何なりとお申し付けください。」
「まずは、洋子がイメチェンして美人になったという噂を自然に広めて欲しいの、わざとらしいのはNG、そうね一人が一人に話す程度にしましょう、最も効果的な一人を選ぶという事でどう?」
「あっ、面白いかも、それなら先輩の方が良いわね、最低限の動きでどれだけ情報が広がるか興味深くも有るわ。」
「第二段階は来週相談させてね。」
「へい、ボス、任せておくんなせい。」
「ちょと~、違うでしょ。」
「でも陰謀の匂いがワクワクさせてくれるのですけど。」
「ふふ、その線で考えておくわ。」
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