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進路-08 [高校生会議-02]

それからしばらくの間、学校では進路に関して自分とは違うコースの人と情報交換をしたり、恰好良い先輩の話とかで盛り上がったりしている。
高校生会議の企画については茜から情報を貰って話し合い、と言ってもスタッフの組織編制にはまだ時間が掛かりそうなので、いささか具体性には欠ける内容だった。
その一方で私は父から…。

「遥香、話がとんでもない方向に進んでるが聞きたいか?」
「えっ、聞きたいというより聞かなきゃだめなのでしょ。」
「今の時期ってテストとかで忙しいとか有るのか?」
「特にないわ、テストが有ったとしても普段通りよ。」
「そうだったな…、え~と…、まず特別専門職コースは正式に合格が決定した、ここからは遥香の意思が尊重されると考えて欲しい。
今日までに遥香がらみの企画書が幾つか出ていてな、その一つに部長待遇で研修を始めるというのがある。」
「サポートスタッフのお遊びなの?」
「いや、結構真剣で社長も乗り気なんだ。
新規で店を開くか、既存の店を受け持つかは今後の相談となるが、若手からは既存店の名称に遥香の名前を冠したいとも、まずはこのエリアで試みて反響が良ければ広げて行くという計画だ。
高校生の実習は今まで以上に受け入れて行く。
実務はもちろん社員が推し進めて行くが上司として監督して欲しいそうだ、部長が高校一年生の美少女、そのチームが他の高校生と協力して店舗展開を、というのを売りにしたいと考えている。
飲食系だけでなく服飾系も有りだ、違う業種にチャレンジしても良い。」
「話が大袈裟になって来てるのね、それでお父さんはどう考えてるの?」
「はは、遥香はお姫様ごっこより好きだろ、こういうの。」
「そうね、でも学校も有るし…。」
「それに関しては、プリンセスとしても頑張って欲しいから、マネージャーか秘書が付く事になる、すでに必要な状態になりつつあるからな。
取り敢えず来週辺りから、学校帰りに会社へ顔を出して貰えないか?」
「学校帰りだと夕方からになるわね、それでも良いの? 残業は原則禁止でしょ?」
「前もって分かっていれば遅番という形で出社を遅らせたりして調整出来る、方向性が固まれば出社の必要もなくなるだろう。」
「そうね、じゃあ来週から自転車登校にするわ。」
「部長研修を引き受けてくれるなら、車での送迎になる。」
「それはちょっと…。」
「プリンセスという立場もアピールしたいからね、イメージを固めて行きたいと皆考えているんだ、送迎の経費とかに気を遣うぐらいなら、それ以上の成果を出せば良い。」
「でも微妙だわ、岩崎王国の人達が協力して下さるでしょうから、少々の失敗は何かと帳消しにして頂けそうでしょ、でも、それに甘えたくないな。」
「うん、遥香なりに考えているのだな。」
「まずは皆さんの企画書を見せて頂いてからというのはどうかしら?」
「分かった、すぐ確認を取って…、そうだな私が受け取った企画書はすでに修正されてるかもしれない、明日には遥香専用のパソコンが届いて、万全のセキュリティで使える様になる、そこから確認できる様にさせるよ。
ちなみにパソコンは遥香が部長職を在宅でもこなせる様にと社長の指示なんだ。」
「システムが万全でも使う側に問題が有ったらだめなのでしょ?」
「その辺りの研修を受けつつという事だな。」
「中学生の頃から色々教えて貰って来たけど、立場が変わると…、ねえ、他の部長さんや課長さんの反応はどうなの?」
「今は飾り物でお遊びの高校生部長ぐらいにしか考えてないだろう、う~ん、遥香が実績を上げてもそれが遥香の実績だと気付けない奴もいそうだが…、私としては遥香が自分の力を普通に発揮してくれたら問題ないと思うがね。
少しぐらいの失敗は社長と私でフォローできると思うから、細かい事は気にするな。」
「ふふ、細かい事を気にする奴は大物にはなれないか…。」
「はは、遥香はすでに大物だからな。」
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