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プロローグ-08 [高校生会議-01]

父が優子さんを誘ったのは岩崎高校生会議について高校生から直接聞きたかった事と優子さんのお父さまと会議に対して支援の相談をしたかったからだ。
そんな話の中で…。

「遥香さまのお父さまが協力的で助かりました、今回の企画は一見お遊びですが真面目に考えています、でも遥香さまでなかったら、これだけの動きにはならなかったと思っています。
遥香さまの秘密を教えて頂けますか?」
「はは、優子ちゃん、秘密という程の事でも無いのだが、社員達の夢を壊すのもどうかと思ってね。」
「えっ、私も知らなければ良い様な事なのですか?」
「いや、君には知っておいて貰った方が良いと思ってね、遥香には随分特殊な教育をして来たのだよ。」
「えっ、私、そんなの知らなかったわ。」
「良い機会だから遥香にも話しておこうと思ってな。
優子さん、実は向こうの部屋で君のお母さんと盛り上がってる私の妻は学生時代、演劇をやってましてね、就職した後も未練が有ったそうです。
その彼女と、遥香が生まれてから相談しましてね、立ち居振る舞いが魅力的だったら将来どんな道に進んでもプラスになるだろうと。
それで演劇の知識も生かして小さい頃から色々教え込んだのですよ。」
「それで姿勢も良くて。」
「まあ、そうなのですが結構細かい所まで、歩き方、箸の持ち方等、あらゆる場面で綺麗に見せるにはどんな角度で、どんな速さでと、素直で頭の良い子ですから小学生になる頃には自分でも考えて工夫する様になっていました。
今の本人にとっては自然な動きでも、元は計算によって確立されたものなのです。」
「特殊教育の賜物という事ですか…、遥香さまはどんなお気持ちで?」
「特殊教育ではなく、お姫様ごっこの延長です、でも中学生になった頃からは意識してませんでした。」
「お嬢様が完成していたのですね。」
「どうでしょう、でもこれからお姫様を演じて行くのであれば、もう一度見直す必要が有りそうです。」
「優子も教えて頂いたらどうだ、清音さん、うちの娘は結構がさつなんですよ。」
「父さん、もう遅いわよ。」
「いえ、優子さん、会社の部署によっては就職してからの研修で立ち居振る舞い、礼儀作法を学んでいます。
高校生の内に礼儀作法を学んでおきたいという人もいるのではないですか?」
「岩崎高校生会議のプログラムとしてですか…。」
「ええ、支援させて頂きますよ。」
「そうですね、遥香さまに仕える人のレベルが低くては楽しくないです、一度相談してみます。」
「優子も遥香さまにお仕えするのに恥ずかしくない様になってくれな。」
「うん、父さん、分かってるわよ。」
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