So-net無料ブログ作成

プロローグ-04 [高校生会議-01]

久兼くんに誘われてから五日後、初めて岩崎高校生会議の会に参加。
会場はお父さんの会社の食堂、休日なので食堂以外は静かだ。
茜と一緒に食堂へ入ると…。

「わぉ、噂の美少女、清音遥香さまよ。」
「おお~、生も可愛い…、綺麗…、う~ん、その中間か…。」
「あ~、生まれて初めて美少女を生で見られた、生きてて良かった~。」
「せ、先輩方、落ち着いて下さいよ、水神茜さんも来てくれてるし…。」
「剛太、確かに遥香さまと呼んでみんなで盛り立てるのも有りね。」
「いや~ノリで剛太に付き合ってやろうと思ってたのだが、俺マジで心臓高鳴ってるぞ、可愛い子や綺麗な子は少なからず自分の高校にもいるけど…、うん有だよ、レベルが違うぞ。」
「えっと~、初めまして。」
「お~、遥香さまが口を開いた。」
「あんた達、まずは黙りなさい。」
「へい、久兼の姉御。」
「清音遥香さん、水神茜さん、驚かせて御免ね、みんな、可愛らしい新人の登場に舞い上がってしまって…、私は久兼優子、よろしくね。」
「はい、よろしくお願いします。」
「今はダベリ場って呼んでいる時間帯なの、まあ気楽にスタッフ同士、仲間の事を知る時間と考えてくれるかしら。」
「はい。」
「こんな状態だと水神さんもやりにくいでしょう?」
「あっ、私の事は気にしないで下さい、私は遥香さまの付き人ですから。」
「茜ったら。」
「それは良いかもだけど、水神さんも自分にもっと自信を持って良いと思うわよ、剛太からは二人とも素敵な女の子だとの報告を受けてるわ。」
「あっ、赤くなった。」
「茜ちゃんって呼んでも良い?」
「は、はい。」
「それで清音さん、遥香さまとお呼びしてよろしいでしょうか?」
「え~、そ、その…、どういう事ですか…、久兼先輩…。」
「半分はお遊びなんだけど私達のシンボルになって欲しいの、私達のプリンセスとして。
剛太から話を聞いて、色々調べさせて頂いたのだけどね、美少女なだけでなく才能も豊で憧れてる人も多い、あなたが登場するイベントなら参加してみたいと思う人は少なくないと思うのよ。
岩崎高校生会議を盛り上げてくれないかな。」
「えっと…、プリンセスというのは…、他にやりたいという人がいるかもしれないし…。」
「一部では岩崎王国とも呼ばれている私達の母体のトップは岩崎雄太社長でしょ、彼は民主主義に元づく選挙によって選ばれた訳でもないリーダーだけど、素晴らしい功績を上げてるわよね。」
「はい、政治家以上に国の事を考えて下さっていると理解しています。」
「私達高校生に大した力はないわ、でも岩崎高校生会議がもっと力を付けたら、岩崎王国を発展させる力になれると考えているの。
ただ残念な事に、せっかく会議に参加する資格のある人達でも、意識の低い人は自身の進学や就職が切実な状態になるまで興味を示してくれないのが現実な訳。
それで色々相談して来たのだけど、誰にでも分かり易い魅力を利用してアピールする事も必要だという結論に達した訳よ。
演出はこれから考えて行くけど、私達のお姫様になって参加者を増やす手伝いをして貰えないかしら。」
「でも飾り物的なのには抵抗が有ります…。」
「単なる美少女という扱いではなく、実際に姫という雑用をしない立場で全体を見て気が付いた事が有ったら教えて欲しいの、私達の視点とは違った視点で見てくれる人だと剛太から聞いてるのだけど。
基礎的な研修は他の一年生スタッフと同じ様に経験して頂きますが、雑事は下々の者に任せ、国の事を考えて下さる、そんなお姫さまになって頂けたら幸いなのです。
特に一年生だから新鮮な目で見て頂けるとも考えています。」
「う~ん…。」
「遥香さま、お姫さまの部分は俺達のお遊びだから軽く流して下さって構いませんからね。」
「勿論我々近衛がお守りします。」
「お前何時から近衛になったんだ?」
「姫さまがこの部屋に入られた瞬間からだ、お前は雑用係か。」
「いや、俺は役職的に大臣だろ。」
「ふふ、分かりました、お姫さまごっこなんですね、絶対王政下のいや~なお姫さまになってしまうかもしれませんが。」
「はは、それはそれで面白いかも、ブラック企業の社畜ぐらいしか経験出来ない事を体験できるのかな。」
「とりあえず今日はどんなお姫さまになりましょうか?」
「あっ、日替わりも有か、そういう発想なかった…。」
「今日はメインのキャラ作りでどうかしら、色々設定を考えながら二人の事を教えて貰ったり、私達の事を知って頂いたり。」
「サポートスタッフが来る前に固めておかないと、面白いとこ持ってかれるぞ。」
「先輩方のパワーに負けない様に、企画を練ろうぜ、姉御は姫達のお世話をお願いします。」
「うん、任せといて、うちの支部を一気に盛り上げる企画頼むよ。」
「へ~い。」

何かとんでもない事になってしまった、でも先輩方はみんな楽しくて優しそうだ。
コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。