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156-結婚式 [岩崎雄太-16]

結婚式は四回行われた。
午前中の一回目が本番として生中継も。
午後の三回は映画撮影が目的でも有ったが、多くの兄弟に列席して貰える様にとの配慮でも有った。

「素敵だったわね~、今日の結婚式…、ねえねえ、私は一回目の人前式だったけど、神前式に列席したのでしょ、どうだった?」
「緊張感が生放送で見た人前式よりも強かったかしら、でも綺麗だったよ、結衣さん。
外見だけでなく、一つ一つの所作も綺麗でさ、the儀式って感じ、神前式列席を選んで正解だったかも。」
「いえいえ、教会での式も素敵だったわよ、映画のワンシーンを見ている様で。」
「はは、そのまんま映画のワンシーンだって忘れてたの。」
「あっ、そうだった。」
「お前が、口を開けて見とれてる姿はなかなか良かったから映画に使われるかもな。」
「え~、そんな~、お嫁に行けなくなる~。」
「大丈夫、そんなあなたの事を見守ってくれてた史郎くんがいるじゃない、美しい花嫁よりあなたの事を見てたそうだから?」
「えっ、い、いや、その…。」
「でも、あんな素敵な結婚式を見せられると私もって気になるのよね。」
「うん、私は二人だけの結婚式を少し離れた所から見させて頂いたけど、見ていてドキドキして、最後は感動して涙が出て来たわ。」
「演技とリアルの融合?」
「そうなのかな、生の映画を見てる感覚だったかしら。」
「映画の中でも一番のシーンだからな、準備は大変だったけど、こうして感動してくれる人がいたのなら俺達も頑張った甲斐が有るよ。」
「有難うね、私なんてスタッフでもないし、岩崎姓を選ばなかったのに姉妹の一人として列席のチャンスを貰えて。」
「気にするな、姉妹が遠くから来てくれただけで充分嬉しい、結衣さんもすごく喜んでくれてたそうだよ。」
「新しい我らが美人姉妹誕生に、もう一度乾杯だな。」
「かんぱ~い。」
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